ROCKETMANことふかわりょう主催によるイベント「ROCKETMAN SUMMER FES 2011『thank you for the music!』」が昨日8月21日、東京・LIQUIDROOM ebisuで開催された。
今年で2回目の同イベントには、DJ FUMIYA(
直前に出演が発表されたスマイレージは、ロッチの中岡創一が加わった5人編成でステージに登場。中岡は先日発表された新メンバーにちなんだギャグを連発し、ふかわやスマイレージのファンを苦笑いさせた。中岡がステージから去ると、スマイレージはふかわのDJをバックに「夢見る 15歳」と「有頂天LOVE」を歌唱。CDJやミキサーを使ったサウンドエフェクトに、スマイレージの4人は「すごーい!」「これ、今やってたんですか?」と目を輝かせた。また、この日が初対面だったふかわに対し、福田花音は「(髪型を指して)ベートーベンみたい」とコメント。会場の笑いを誘う一幕もあった。
ふかわのDJタイムには8月19日に誕生日を迎えたふかわに、出演者からバースデーケーキが贈られるサプライズも。ふかわは全力で喜びを表現し、アッパーな楽曲を連発してフロアをさらにヒートアップさせる。そして、イベント終盤では最近完成したばかりの新曲も初披露した。「今年わき出てきた音のひとつで、まずこのイベントで披露したかった」というこの新曲は、初音ミクをフィーチャーした攻撃的なダンスチューン。このうれしいプレゼントに、客席からは大きな声援が送られた。
約6時間におよぶスペシャルイベントは大成功のうちに終了。ふかわは何度も観客や出演者に対し感謝の言葉を述べ、名残惜しそうにステージを後にした。
スマイレージ イベント後コメント
前田憂佳
クラブイベントは初めてで、すっごい緊張しました。最初ステージに出ていったときに、私たちのことを知らない人も多くてどうしようかなと思ったんですけど、最後のほうには歌ってる姿を笑顔で観てくれて、うれしかったです。またチャンスがあったら出てみたいです!
和田彩花
お客さんが本当に音楽が好きだってことが伝わってきて、スマイレージの曲を知らない人まで踊ってくれたのがうれしかったです。ふかわさんには「有頂天LOVE」をリミックスしてもらったんですが、原曲よりもっとカワイイ音になっていて、またリミックスしてもらいたいなって思いました。
小川紗季
2曲も歌わせてもらって、さらにMCもたくさんやらせていただけたので、これをきっかけに少しでもスマイレージのことを知ってもらえたらうれしいです。
福田花音
ほかのアーティストさんが歌っているのをステージ袖で観ていたら、客席がスマイレージのライブのノリとは違ったけど、ステージに出て行ったらお客さんとの距離がすごく近くて楽しかったです。ふかわさんとは今日初めて会ったんですけど、ずっとおかっぱ頭のイメージがあって。今日会ったらパーマがかかってたのでびっくりしました(笑)。
さかいゆう イベント後コメント
イベントの感想
どんな人が観にくるのかなって思ってたんですが、お客さんがみんなすごくあたたかくて。やっと最後のほうになって空気が掴めてきました(笑)。ROCKETMANの音楽ってすごくあたたかいじゃないですか。だから、お客さんはROCKETMANっていう毛布に包まれるためにこのイベントに来てるんじゃないかなと思います。それに僕がちょっとでも貢献できていたらうれしいです。
ふかわりょうについて
ふかわさんとの付き合いは長いようで、実は凝縮したら2カ月くらいかも(笑)。ふかわさんはポップミュージックを愛していて、自分の曲のことがすごく好きな人。何度かレコーディングにも参加させてもらいましたが、本当に楽しんでトラックを作ってるんだろうなって強く感じました。
DJ FUMIYA(RIP SLYME)イベント後コメント
イベントの感想
(DJ開始直前に機材トラブルが発生し、開始が遅れたことについて)怖かったですね……冷や汗ものでした。本当、ふかわさんや芸人さんたちに迷惑かけたなって。そういうこともあって、メンタルに弱ってたので(笑)「何をかけたらいいんだ?」って一瞬わからなくなったけど、終わってみたら本当に楽しかったです。特に今日は出演者もお客さんもみんなあたたかい。機材トラブルがあっても芸人さんたちが間をつないでくれて、とてもありがたかったです。
ふかわりょうについて
すごく才能がある人なんだなって単純に思います。僕がプロデュースしているバクバクドキンもよくふかわさんのイベントに出させていただいてるんです。音楽に対して常にニュートラルで、いろいろ聴いてるところが素敵ですよね。
ふかわりょう イベント後コメント
今年は幅広いジャンルで、幅広い人たちに楽しんでもらうことが目標のひとつでもあったので、そういう意味ではスマイレージの存在は大きかったです。彼女たちはエンタテインメントに対してすごく情熱を持っているので、出演してもらえて安心しました。リミックスの話が来たのも偶然じゃない気がするし、どこでつながってくるかわからないですね。でも、それも今までの積み重ねの賜だと思うんです。
さかいゆうくんはダンスナンバーを1曲もやらなかったけど、それでもお客さんが楽しんでくれたんじゃないかな。ひとつのジャンルに特化したイベントも素晴らしいと思うけど、このイベントはジャンルにとらわれずにみんながいろんな音楽を楽しむことができる場所にしたいんです。そういう意味では、本当にいいお客さんに恵まれてるなって実感しました。
DJやライブの合間にあるお笑いステージも、僕はすごく重要だと思っています。「笑い」っていうのはジャンルを超えて一体感を得ることができるので、意味のあることだと思います。この試みは僕にとってもチャレンジで、今回だったら(ヒューマンビートボックスの)Daichiくんのステージに芸人さんたちが飛び入りする流れも、2回目だからこそできたことなのかな。
(3回目以降については)とにかくいろんな人の力を借りて成り立っているので、なんとも言えないですけど……僕はこのLIQUIDROOMっていう箱が、新宿にあった頃からすごく好きなんですよね。だから、規模の拡大を望むのではなくて、LIQUIDROOMを自分の大切な場所としてこれからもこのイベントを維持できたらいいなって思ってます。
※記事初出時、見出しに誤字がありました。訂正してお詫びいたします。
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有頂天LOVE〜rocketman mix〜を久しぶりに聴いた。ROCKETMAN SUMMER FES 2011で有頂天LOVE歌った時にふかわさんがDJ卓でギュイーンとSEを入れたら「すごーい!」「これ、今やってたんですか?」と確かさきちぃが一番食いついててもう一回やって貰ってた https://t.co/kxswjDY8Ug