音楽ナタリー

AL×Polaris、10年来の友人初対バンのリキッド公演

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AL(Photo by Makoto Sugita)

AL(Photo by Makoto Sugita)

3月2日に東京・LIQUIDROOMでALPolarisによるツーマンライブ「AL×Polaris LIVE」が開催された。

先攻のPolarisは満員の観客を前に、サポートドラマーとしてあらきゆうこを迎えた3人体制でパフォーマンスを実施。オオヤユウスケ(G, Vo)は「今日はゆっくり楽しんでいってください」と呼びかけたのち、1曲目「天気図」で奥行きのある歌声を響かせ場内を包み込む。彼はフロアを見渡し「お客さんが若くていいですねえ。開場のときフロアの様子を見てたけど、皆さんタタタタと入って来られて、僕も若い頃こんなふうにライブに行ってたなあって思い出しました」と微笑みながら語った。

オオヤによるカッティングギターが印象的な「深呼吸」、オオヤとあらきのやわらかなコーラスワークが響いた「月の恋人」を経て、オオヤは今回のALとの競演について触れた際、「(小山田)壮平くんが大学生ぐらいの頃からお友達で、今は飲み友達です」と話す。そして小山田が好きだという「光と影」が演奏された。ラストナンバーを前にオオヤは「最近、バンドの編成を変えたりしていて。新しいPolarisを探していこうと思ってます。みなさんまた近々お会いしましょう」とオーディエンスに呼びかける。そしてバンドは「瞬間」を届けたのちステージを降りた。

続くALは「HAPPY BIRTHDAY」でライブをスタートさせ、メンバーそれぞれが躍動感のあるプレイを披露して観客の体を揺らす。藤原寛(B, Cho)のムードあふれるベースラインが印象的な「ランタナ」では場内のあちこちから垂れ下がった電球が光り、幻想的な空気を漂わせた。イヤーモニターを付けてライブに臨んだ小山田壮平(Vo, G)は「やっぱイヤモニっていい感じですね」と話すも、その後イヤモニが動作していなかったことに気付き「耳栓状態だから音が取りやすかったんだ!」と声を上げる。彼はそれをごまかすように、すかさず「ALへようこそー!!」と両手を広げて観客の笑いを誘った。

長澤知之(Vo, G)がアコースティックギターを爪弾いたカントリー調の「リンリンリン」では小山田が鈴を鳴らし、身ぶり手ぶりしながら歌唱。続く「北極大陸」で後藤大樹(Dr, Cho)が叩くカホン、長澤と小山田の巧みなコーラスワークが響くと、オーディエンスは指笛や拍手を送った。その後、後藤が刻むタイトなビートに乗せて叫ぶようなツインボーカルが発せられた「Mt.ABURA BLUES」や長澤の優しい歌声に小山田がハーモニカを重ねた「15の夏」、4人のシンガロングが壮大なアンサンブルを生み出した「メアリージェーン」など多様な楽曲が披露されたのち、「会いにいくよ」で本編は締めくくられた。

アンコールでPolarisについて言及した小山田は、「オオヤさんとは10年来の友達で、今日が初めての対バンです。ドラムのあらきゆうこさんは知之の所属事務所の先輩で、今日ALは彼女のドラムセットを使わせてもらってます。柏原(譲)さんは、僕フィッシュマンズが好きなので、お話させてもらってうれしかった」と語った。それに対し長澤が「じゃあ、今日はいい日だね」と話すと、さらに小山田が「そしてみんな(観客)が最高で! こんなCDも出してないバンドを観に来てくれてありがとう!」と感謝を述べる。最後にALは緩急のある演奏で「ハートの破り方」「花束」を届けてオーディエンスを魅了した。

AL×Polaris LIVE
2016年3月2日 LIQUIDROOM セットリスト

Polaris

01. 天気図
02. ねじまわし
03. 深呼吸
04. 月の恋人
05. 光と影
06. 瞬間

AL

01. HAPPY BIRTHDAY
02. 風のない明日
03. シャッター
04. ランタナ
05. あのウミネコ
06. リンリンリン
07. 北極大陸
08. Mt.ABURA BLUES
09. さよならジージョ
10. ワレモノ
11. 15の夏
12. メアリージェーン
13. 心の中の色紙
14. 会いにいくよ
<アンコール>
15. ハートの破り方
16. 花束

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