欅坂46「お見立て会」で個性アピール、4000人のファンと初対面

欅坂46が11月14、15日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて初のイベント「お見立て会」を開催した。

このイベントは、欅坂46のメンバー20人がファンの前で1人ずつ自己紹介をし、ファンに誰を応援するか検討してもらうもの。「お見立て会」は1日に2回、計4回実施され、合わせて4000人のファンが彼女たちの初めてのステージを見守った。この記事では11月14日の第2部の模様をレポートする。

「お見立て会」は、渡辺梨加が音頭を取った「私たちが欅坂46です！」という挨拶からスタートした。1列に並んだメンバーの表情は心なしか硬く、鈴本美愉は「こうして皆さんの前でステージに立たせていただくのは初めてなもので、メンバー全員、すごく緊張しています」と客席に語りかける。彼女の言葉に続いた今泉佑唯は「メンバー1人ひとりの魅力を少しでも皆さんに知ってもらって、欅坂を好きになってもらえるように精いっぱいがんばりますので、どうか最後までお付き合いください！」とコメントした。

自己紹介は年齢の若い順に進行し、最年少・14歳の平手友梨奈がトップバッターを務めた。平手は「黒髪ショートヘアで覚えてください。側転ができるので、欅坂46の中でアクロバットができる存在になりたいです」と抱負を語る。また、自分を変えるために欅坂46のオーディションを受けたことをファンに伝え「私に変わる勇気をくださった白石麻衣さんや生駒里奈さんのような存在になりたいです。欅坂46で全力でがんばっていきます」と誓った。

彼女たちは思い思いの方法で自己アピールを行っていき、中には特技を交えて自身の特長を伝えるメンバーも。米谷奈々未は般若心経を暗唱して観客を驚かせ、守屋茜はテニスのラケットを手にすると素振りをしながら自己紹介した。また乃木坂46の大ファンだという長沢菜々香は「中でも生田絵梨花さんを尊敬しているので、今日は『何度目の青空か？』を特技のバイオリンで披露します」と伝え、生演奏をしてみせる。佐藤詩織は自身が手がけた絵画と書を披露し、さらにはクラシックバレエのターンも決める盛りだくさんのパフォーマンスを行った。

身長が171cmあり、メンバーの中で最も身長が高い土生瑞穂は「“進撃の土生”こと土生瑞穂です。好きな食べ物は人間ではありません。チョコレートが大好きです」と切り出す。個性を全面に押し出したトークに、会場には温かな笑い声が響いた。最後にマイクを握った最年長の渡辺は、自身の飼い猫の物まねを披露したあとに「最年長だけど、メンバーには『妹みたい』って言われます。頼りない性格だけど、最年長らしく成長して、欅坂46にとって必要な存在になれるように一生懸命がんばります」と意気込みを語った。20人の自己紹介が終わると、2016年1月30日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されるライブイベント「LIVE EXPO TOKYO 2016 ALL LIVE NIPPON Vol.4」に、オープニングアクトとして欅坂46の出演が決まったことがサプライズ発表される。初ライブ決定の知らせを告げるビジョンを見つめるメンバーは一様に驚きの表情を見せ、中には泣きだしてしまうメンバーも。守屋は「暗くなって、故障が起きたのかなって思いました。ビックリしました」と、初めてサプライズ発表を経験した感想を語り、米谷も「どうして出れるんだろう！『曲もないし、どうやって？』と思ってビックリしました」と思いを語った。

欅坂46 終演後コメント

初めての握手会について

渡辺梨加

最初は来てくれるか不安だったけど、ファンの方は応援してくれたりアドバイスをくれたりして、優しかったです。

平手友梨奈

みなさんに色々声をかけてもらって、すごくうれしかったです。
番組（「欅って、書けない？」）を見てくれていて、その感想を言ってくださったり、みなさんが観てくれてるんだなって実感しました。

自己PRについて

渡辺梨加

スタッフさんと話していっぱい考えたり、メンバーと相談しました。
いつも飼っている猫の話をしていたときに、平手ちゃんから「『ごはーん』と鳴く猫をやったら？」と言われて、今回物まねをしてみました。

守屋茜

ただしゃべるだけだと印象に残らないと思って、
特技のテニスを取り入れようと思いました。

米谷奈々未

特技が般若心経なんです。高校のときに唱えていたら覚えたので、披露しました。

サプライズ発表について

米谷奈々未

どうして出れるんだろう！「曲もないし、どうやって？」と思ってビックリしました。

守屋茜

暗くなって、故障が起きたのかなってって思いました。ビックリしました。

上村莉菜

乃木坂46のライブでも暗くなる演出を見ていたのでサプライズと気付けたのですが、「本当に聞かされないまま発表されるんだ」と実感しました。

※記事初出時、本文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。