jealkb＆ギルガメッシュ「DEAD POP FES」を笑いと爆音で包む

SiM主催のライブイベント「DEAD POP FESTiVAL 2015」が本日7月11、翌12日に、神奈川・東扇島東公園 特設会場で開催。この記事では11日のCHAOS STAGEで行われたjealkb、ギルガメッシュのライブの様子を紹介する。

jealkb

「普通のバンドは曲から入ると思うんですが、僕たちはMCから始めます！」というHADERU（Vo）の言葉から始まった“日本一腰の低いビジュアル系バンド”jealkbのステージ。彼らはまず最初にHIDEKI（Performance）とHADERUの軽妙な掛け合いで、ライブを楽しむための振り付けをレクチャーし始める。そして、その振り付けを織り交ぜながら、四つ打ちナンバー「UEGEMIGISSA」、ギターの裏打ちが印象的な「虚無感狂想曲」を届けていった。

HADERUが新曲だと紹介しバンドがプレイしたのはSiM「Blah Blah Blah」のカバー。サプライズ演出に観客は大喜びで暴れ回る。バンドが演奏していると突然MAH（Vo / SiM）がオーディエンスの頭上にダイブするなど、ステージ袖からSiMメンバーも登場し、さらに大盛り上がりとなった。続く“焼き鳥の歌”「FIREBIRD」でjealkbはシャウトしたり琉球音階を織り交ぜたりと変幻自在に曲を展開。「天誅☆あるわけないストーリー」ではHIDEKIが指導したユニークな振り付けを観客が笑いながら真似し、場内は異様な一体感に包まれた。そしてラストナンバーはラウドな「shell」。メンバーは「学校行け！」「行け！行け！」というコール＆レスポンスを煽るなど、笑いと熱気で会場を満たしてステージをあとにした。

ギルガメッシュ

ギルガメッシュは最初に左迅（Vo）が「SiMの大きな夢の1つが叶う日です。ここにいる全員で祝ってやろうぜ」とメッセージを送る。そして疾走感あふれる「Break Down」をドロップ。左迅は、プレイヤー陣の重厚なサウンドに乗せて、シャウトとクリーンなボーカルを使い分け楽曲を盛り上げていった。

2曲を終えると左迅は「俺たちは不器用だから爆音を叩きつけることしかできないけど、これしかねえからさ、全力で自分の信じる音楽を叩きつけていこうと思います」と語る。その言葉通り、愁（B）と弐（G）が重低音を鳴らしたり、愁が華麗なタッピングを見せつけたりしながら、バンドは楽曲を爆音で連投。左迅は前傾姿勢で熱唱したり、拳を突き上げたりとダイナミックな動きを見せ、Яyo（Dr）は弐と愁と顔を見合わせながら次々と変わるリズムを器用に操っていった。さらに「VOLTAGE」では観客からサークルモッシュやヘッドバンギングが発生。バンドは畳み掛けるように、打ち込みを取り入れたダンスナンバー「evolution」を投下し最後までファンの興奮を引き上げ続けた。