昨日12月16日に愛知・Zepp Nagoyaにて
今回で9回目、そして初の東名阪3カ所での実施となった「This Summer Festival」。初日公演には[Alexandros]のほかに
この日トップバッターを務めたのはKANA-BOON。谷口鮪(Vo, G)の「ディスフェス、準備はいいでしょうか?」という言葉を合図に「フルドライブ」で勢いよくライブの口火を切った。トップギアで3曲を駆け抜けた4人は最初のMCパートへ。彼らはリハーサルスタジオやフェスの会場などでよく顔を合わせるという[Alexandros]メンバーに“キュンとさせられた”エピソードを明かし、会場をひとしきり笑わせたあと、「皆さんもズキューンと倒れちゃわないように気をつけてくださいね」と告げてから「1.2. step to you」で演奏を再開した。
その後彼らは飯田祐馬(B)と小泉貴裕(Dr)によるグルーヴィなリズムで会場を沸かせた「ミミック」、古賀隼斗(G)のギタープレイが冴え渡ったキラーチューン「ないものねだり」を投下。そして1月21日にリリースするニューアルバム「TIME」より「This Summer Festival」に“ぴったり”なウインターソング「スノーグローブ」を初披露したあと、最新シングルの表題曲「シルエット」を届けて出番を終えた。
続いて登場したゲスの極み乙女。は「キラーボール」でライブをスタートさせる。彼らは「パラリラパラリラ」という大合唱を巻き起こした「アソビ」、川谷絵音(Vo, G)のセンチメンタルな歌声を軸に、エモーショナルなメロディを紡いだ「猟奇的なキスを私にして」など最新アルバム「魅力がすごいよ」に収録されているナンバーを中心に、矢継ぎ早に楽曲を披露。観客はイントロが鳴らされるたびに大歓声を上げ、モッシュを起こしたり手を上げたりと思い思いにゲスの極み乙女。のパフォーマンスを楽しんだ。
「わざわざ呼んでいただいたんで、初めて演る曲を……」と川谷が言い、4人が演奏したのは[Alexandros]の「city」のサビパート。この日会場に訪れているファンなら思わずニヤリとしてしまうようなサプライズでフロアを驚かせたあと、バンドは休日課長(B)と観客による恒例の「ドレスを!」「脱げ!」というコール&レスポンスから「ドレスを脱げ」を披露した。豪快なプレイで会場を沸騰させた彼らはラストに「餅ガール」をドロップ。熱狂するフロアに餅を投げ入れると、大きな拍手を浴びながらステージをあとにした。
2組の熱演のあと、おなじみの「BUGER QUEEN」のSEで登場した[Alexandros]はそのままSEに演奏を重ねていき、「Stimulator」でパフォーマンスを開始。川上洋平(Vo, G)は「ディスフェスを名古屋に持ってこれて本当にうれしいです! 出演してくれてるバンドも、スタッフさんも、お客さんもみんな愛してます! 大好き!」とまぶしい笑顔を見せる。その気持ちを込めて4人はラブソング「You're So Sweet & I Love You」を届けたあと、白井眞輝(G)によるカントリー調のギターリフと跳ねるリズムが印象的な新曲を初披露した。
磯部寛之(B, Cho)が奏でる複雑なベースラインと庄村聡泰(Dr)のフロアタムを多用したダイナミックなドラミングが会場に高揚感をもたらした「Waitress, Waitress!」に続いて、[Alexandros]はゲスの極み乙女。「アソビ」をワンコーラス歌うと、そのまま「Cat2」へと雪崩れ込む。同曲で川上は歌詞の一部を“鮪”に替えて歌い、ゲストバンドへの愛を見せつけた。
ライブ中に何度も「楽しいねえ」と口にし、上機嫌の様子の川上はOasis「Don't Look Back In Anger」を伸びやかに歌い上げてから、「Adventure」を奏で始める。同曲で盛大なシンガロングを巻き起こしたあと、4人は「Starrrrrrr」「Kick&Spin」の2曲で会場を大きく揺らし、本編を締めくくった。
アンコールには川上が1人で登場。KANA-BOON「ないものねだり」、ゲスの極み乙女。「アソビ」のカバーをアコースティックギターの弾き語りで届けてから、「12/26以降の年末ソング」を年末のZepp Nagoyaに集まったオーディエンスにプレゼントした。メンバー4人が再びステージに揃うと、バンドは「Run Away」「Don't Fuck With Yoohei Kawakami」をアグレッシブにプレイ。「This Summer Festival」史上初の名古屋公演は大成功のうちに終了した。
「This Summer Festival」の東京公演は12月19、20日に東京・Zepp Tokyo、大阪公演は12月22日に大阪・なんばHatchにて開催。東京公演1日目にはORANGE RANGEとキュウソネコカミ、2日目には9mm Parabellum Bulletとクリープハイプ、大阪公演ではACIDMANとandropを招いて実施される。なおチケットは全公演ソールドアウトしている。
関連する特集・インタビュー
This Summer Festival 2014
2014年12月16日 Zepp Nagoya セットリスト
KANA-BOON
01. フルドライブ
02. ウォーリーヒーロー
03. 盛者必衰の理、お断り
04. 1.2. step to you
05. ミミック
06. ないものねだり
07. スノーグローブ(新曲)
08. シルエット
ゲスの極み乙女。
01. キラーボール
02. デジタルモグラ
03. アソビ
04. 猟奇的なキスを私にして
05. ユレルカレル
06. ラスカ
07. ドレスを脱げ
08. 餅ガール
[Alexandros]
01. Stimulator
02. Droshky!
03. city
04. You're So Sweet & I Love You
05. 新曲
06. Waitress, Waitress!
07. Cat2
08. spy
09. Adventure
10. Starrrrrrr
11. Kick&Spin
<アンコール>
12. 12/26以降の年末ソング
13. Run Away
14. Don't Fuck With Yoohei Kawakami
This Summer Festival 2014(※終了分は割愛)
2014年12月19日(金)東京都 Zepp Tokyo
<出演者>
2014年12月20日(土)東京都 Zepp Tokyo
<出演者>
[Alexandros] / 9mm Parabellum Bullet / クリープハイプ
2014年12月22日(月)大阪府 なんばHatch
<出演者>
[Alexandros] / ACIDMAN / androp
リンク
- [Alexandros] Official Site
- KANA-BOON(カナブーン)official site
- ゲスの極み乙女。 official website
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ニュース [Alexandros]主催ディスフェス、愛にあふれた名古屋公演 (ナタリー) 昨日12月16日に愛知・Zepp Nagoyaにて[Alexandros]主催の http://t.co/OQo3LHNOSu