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高橋幸宏が豪華メンバー率いてテクノポップ忠実再現ライブ

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高橋幸宏が小山田圭吾、砂原良徳TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井の5人をメンバーに迎えた「Yukihiro Takahashi & METAFIVE」として、1月17日に東京・EX THEATER ROPPONGIで一夜限りのスペシャルライブを実施。“テクノリサイタル”と銘打ち、幸宏流のテクノをテーマにしたセットリストで1時間半のステージを繰り広げた。

会場が暗転するとpupaの「META」エディットバージョンが流れる中、メンバーがキャスケットをかぶり、黄色い三本線が描かれた黒いタートルネックを着て登場。前列左からTEI(DJ, Electronics, VJ)、幸宏(Vo, Syn, G, Dr)、砂原(Syn, Electronics)、ゴンドウ(Euphonium, Syn, Cho)、後列左から小山田(G, Effect, Cho)、LEO(Syn, G, Cho)というフォーメーションでステージ上に均等に立つ。

ライブがスタートすると、まずは往年のYMOを再現したようなシンセサウンドで「CUE」「Ballet」が演奏され、早くも観客は大喝采。THE BEATNIKSの「Now And Then」は幸宏、ゴンドウ、LEO以外が退場して3人でのパフォーマンスを披露し、ブライアン・イーノ&ジョン・ケイルのカバー「Lay My Love」ではLEOも幸宏とともにメインボーカルを担当した。その後も、TOWA TEIが昨年発表したアルバム「LUCKY」に収録されている幸宏をフィーチャーした楽曲「Radio」から、ノンストップで幸宏のソロ曲「Radioactivist」がプレイされたりと、遊び心のある展開で会場は盛り上がっていく。

幸宏はMCでこのライブについて「スケジュールを合わせるのも大変だし、このメンバーが集まってくれたことが奇跡」と言い、オリジナルの忠実な再現を目指したこの日のサウンドについて「懐かしいというより、ひと回りして新しく感じる」とコメント。「この曲は歌詞がめちゃくちゃ難しい」という曲紹介でスタートしたボブ・ディランのカバー「Don't Think Twice, It's All Right」は、小山田とLEOがアコースティックギター、ゴンドウがユーフォニアムを演奏する、この日唯一のアコースティック編成でのパフォーマンスとなった。

その後、The Beatles「I Need You」やMarz「Everybody Had A Hard Year」のカバーを経て、いよいよ幸宏がドラムセットに移動。METAFIVEの面々も全員でステージに登場し、ソリッドで力強いドラムのビートに乗せてSKETCH SHOWの「Turn Turn」、幸宏のソロ曲「Still Walking To The Beat」が一気に披露される。幸宏はそのままドラム演奏を続け、YMO「中国女」のイントロが流れだすと客席からは一段と大きな拍手が。砂原の手弾きによるシンセベースは、細野晴臣のオリジナルを完璧にコピーしていた。

ドラムセットから離れて再びステージ中央に戻った幸宏は、ライブがもうすぐ終わることを観客に伝えて「このバンドではそんなに長くはやらないんです。テクノっちゅうものはそういうものなんですよ」とコメント。ファンからは「朝までやってくれ!」という叫びも聞こえる。彼らは本編ラストに「Disposable Love」「Drip Dry Eyes」という80年代初期の幸宏のソロナンバー2曲を演奏。アンコールでは再び幸宏がドラムセットに座って「Something In The Air」を披露し、一夜限りの“テクノリサイタル”は大きな盛り上がりの中で終了した。

「GO LIVE VOL.1 高橋幸宏 with 小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI×ゴンドウトモヒコ×LEO今井」1月17日(金)東京・EX THEATER ROPPONGI セットリスト

01. CUE
02. Ballet
03. Now And Then
04. Lay My Love
05. Radio
06. Radioactivist
07. Don't Think Twice,It's All Right
08. I Need You
19. Everybody Had A Hard Year
10. Turn Turn
11. Still Walking To The Beat
12. 中国女
13. Disposable Love
14. Drip Dry Eyes
<アンコール>
15. Something In The Air

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