この日撮影されたのは、すずめが転校先の高校に初めて登校した際のシーン。東京都内のスタジオに組み上げられたセットの中で、すずめが獅子尾に促され馬村の隣の席に座るまでを、さまざまな角度からカメラに収めていく。
新城からカットの声がかかると、永野、三浦、白濱ら主要キャストは教室のセットを抜け、モニターの前でそれぞれ演技を確認。学園ものということもあり、10代のキャストが多く集まった本作の現場では、猫田ゆゆかを演じる
そんな現場の雰囲気について、本作が映画初主演の永野は「わからないこともたくさんありましたし、迷惑をかけてしまうこともいっぱいあったんですけど、皆さんがフォローしてくださって、楽しい現場を作ってくださったので、すごくやりやすかったです」と説明する。三浦に対しては、「獅子尾先生そのもので、本当に引っ張っていただくことも多く、現場をまとめてくださって」と信頼を寄せている様子。過去に多くの作品で生徒役を演じてきた三浦は「久しぶりの教室での撮影で(今回は先生役なので)立場は違えども楽しかったです」とコメントしながら、「若い役者もどんどん出てきますから、必然的に役柄も変わっていくんだと思います」と自身が教師役を演じる年齢になったことについてしみじみ話す。
この日は、馬村が隣に座ったすずめに手を触れられてしまい、思わず動揺するシーンの撮影も行われた。女性慣れしていない馬村のキャラクターについて白濱は「めちゃくちゃピュアな少年だなと感じました」と一言。本作の出演にあたり、自身をよりキャラクターに近付けるため3kgから5kgほどの減量を敢行したと述べ、「原作に寄せつつ、でも映画でしか表現できない部分も出せるように、いい具合のバランスを取るよう気を付けました」と役作りについて語った。
また永野は山への移動教室や、運動会、クリマスパーティなどさまざまなイベントが盛り込まれている本作のお気に入りシーンを、「水族館でのデートシーン」と回答。「デートで水族館に行くっていうのは、憧れのシチュエーションの1つだったので、それを初めて叶えてもらって、ずっとウキウキしていました」と水族館での撮影を回想する。一方三浦は劇中でさまざまなシーンが展開されることについて、「本来はもうちょっと削って、静かに揺れ動く感情を大事にできたらわかりやすいかなと思うのですが」と前置きしながら、「原作12巻を1本の映画にまとめるので、とにかくスピーディな展開です。そこにのまれたら自分の思っていることと、映像としてできあがったものが違うように見えてしまうのではないかと怖かったので、監督と何回も相談しながら演じきりました」と明かした。
「ひるなかの流星」は3月24日より全国ロードショー。
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