「この世界の片隅に」ヒロシマ平和映画賞を受賞、片渕須直が“戦禍なき世界”願う

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片渕須直が監督を務めた「この世界の片隅に」が、11月13日に閉幕した広島国際映画祭2016でヒロシマ平和映画賞に輝いた。

「この世界の片隅に」ポスタービジュアル

「この世界の片隅に」ポスタービジュアル

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11月12日に封切られた本作は、こうの史代のマンガを原作にした劇場アニメーション。のんが声を当てる少女すずが、戦時中の広島・呉市で身近なものが失われてもなお生きていく姿を描き出す。

広島国際映画祭2016授賞式の様子。

広島国際映画祭2016授賞式の様子。[拡大]

片渕は、受賞に際して「映画には空襲の恐ろしさ、原爆の戦禍が描かれている一方、そこには毎日家族のためにご飯をこしらえたすずさんがいる。戦禍が消えるのはまだまだ遠いと思うと残念だが、すずさんの命が報われる世界になってほしい」と思いを明かした。

なおコンペティション部門のグランプリには、骨形成不全症患者の冒険を描いたイエ・カイの監督作「プレゼント」が選ばれた。同作は観客賞も受賞。審査員特別賞にはポール・ヴェキアリが監督を務めた「儀式」が選出されている。

※記事初出時より、画像を1点追加しました。

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(c)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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