2014年に公開された
城戸賞を受賞した土橋章宏による脚本を映画化し、第57回ブルーリボン賞作品賞に輝いた「超高速!参勤交代」。徳川吉宗が将軍を務めていた時代を舞台に、幕府の陰謀で“5日以内の参勤交代”という無理難題を強いられた弱小藩の湯長谷藩が、さまざまな奇策を用いて奮闘するさまが描かれた。続編となる今作では、原作小説「超高速!参勤交代 老中の逆襲」にもとづき、藩の取り潰しを免れた湯長谷藩が再びピンチに見舞われるさまが描出される。湯長谷藩主・内藤政醇を演じた佐々木のほか、
また本作では、かつて湯長谷藩があった福島・いわき市でのロケが実現。9月上旬より行われている撮影にはいわき市長や地元の青年団も参加し、地元市民に熱烈な歓迎を受けた。本作の代名詞とも言える“走り”のシーンは、いわき市の小浜海水浴場で撮影。佐々木は「結局、前作の倍以上走ることになりまして、前より過酷です(笑)。でも前作の仲間たちと出会うことができて、今はとても幸せです」としみじみ語った。監督の本木は、続編について「悪役などの登場人物も増えて名前のあるキャストが80人近くいるが、1人ひとりが生かされる役作りをしていきたい」と意気込んでいる。
クライマックスシーンでは、村人に扮した総勢150名の地元エキストラも参加し、いわきの伝統芸能である“じゃんがら念仏踊り”を披露。佐々木演じる藩主とともに踊りに加わっていく姫・お咲役の深田は、「皆さまからとても力をいただきました。こんなにたくさんの人たちに応援されているんだ、ご協力いただいているんだと実感しました」と感激した様子。佐々木との再共演については「内藤様はとても心が温かいお殿様ですので、その側に戻ってくることができてすごくうれしいです」と喜び、対する佐々木も「京都で久々にお会いして、『姫が戻ってきた!』と思いました。僕も待っていましたけど、みんなが姫を待っていました」と感慨深げに伝えた。
撮影は京都、山形でも行われ、10月末にクランクアップを迎える予定。前作のファンは、続報を楽しみに待とう。
※記事初出時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
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