キネコ国際映画祭表彰式、小学生の審査員たちが堂々と受賞作を発表

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キネコ国際映画祭の最終日を迎えた8月15日、東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて授賞式が行われ、コンペティション部門の受賞作品が発表された。

国際特別審査員賞特別賞「ウサギのてんこうせい」 (c)Natalie van den Dungen 2015

国際特別審査員賞特別賞「ウサギのてんこうせい」 (c)Natalie van den Dungen 2015

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キンダー審査員を務めた小学4年生の原田玄馬くん。

キンダー審査員を務めた小学4年生の原田玄馬くん。[拡大]

審査員を務めたのは、公募で集められた小学4年生から6年生までの子供たち。キンダー審査員と呼ばれる彼らは今回の映画祭で初めて知りあい、審査のほかにワークショップへの参加や海外ゲストとの交流を通して夏休みの思い出を彩った。

グランプリ作品「ワールドエンド! フィニーとノアの箱舟」 (c)2014 Ulysses, Fabrique d'Images, Skyline and Moetion Films.

グランプリ作品「ワールドエンド! フィニーとノアの箱舟」 (c)2014 Ulysses, Fabrique d'Images, Skyline and Moetion Films.[拡大]

キンダー審査員が選ぶグランプリ作品のプレゼンターは、小学6年生の大野理人くん。「ぼくたちが選んだグランプリ作品は、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク、アイスランドの『ワールドエンド! フィニーとノアの箱舟』です。おめでとうございます」と堂々と発表した。

国際特別審査員賞長編作品「しあわせなアヒルの子」 (c)Ring Prod / Les Films d'Antoine

国際特別審査員賞長編作品「しあわせなアヒルの子」 (c)Ring Prod / Les Films d'Antoine[拡大]

映画のプロデューサー陣が選ぶティーンズフィルムのグランプリに輝いたのは、15歳の監督・菊池麻衣子によるkawasakiしんゆり映画祭ジュニア映画製作ワークショップ作品「未来選択」。プレゼンターを務めた小学4年生の原田玄馬くんより発表され、壇上に上がった菊池は「この作品は、今、後ろにいるメンバーたちに支えられ、思いを込めコンペに送った作品です。この作品が、このような賞をいただけて、驚きと喜びでいっぱいです。本当にありがとうございました」と素直な気持ちを口にする。

左から「ウサギのてんこうせい」主演のモリー・ウィリアムス、監督のナタリー・ヴァンデン=ダンゲン。

左から「ウサギのてんこうせい」主演のモリー・ウィリアムス、監督のナタリー・ヴァンデン=ダンゲン。[拡大]

国際特別審査員賞の結果はオランダ人映画プロデューサーのクラウディア・ランズバーガーより、キンダー審査委員長を務めた小学5年生の井上楽々さんに手渡された。長編「しあわせなアヒルの子」、短編「たびするおウチ」に加え、特別賞を受賞したオーストラリアの作品「ウサギのてんこうせい」の監督ナタリー・ヴァンデン=ダンゲンと、主演モリー・ウィリアムスが登壇する一幕も。

授賞式後のクロージングセレモニーで行われた短編作品の上映会では、映画祭ディレクタージェネラルを務めた戸田恵子、プログラミングディレクターの中山秀征、PR・宣伝ディレクターの内田恭子、国際交流ディレクターのルー大柴が生吹替を披露。最後に高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が上映され、5日間にわたるキネコ国際映画祭の幕が下ろされた。

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KAWASAKIしんゆり映画祭 @k_siff

キネコ国際映画祭にてジュニア映画制作ワークショップ作品「未来選択」がティーンズフィルムグランプリいただきました!おめでとうウマ!http://t.co/gfytR4IwJ7 #短編映画 #中学生 #子ども

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