F4が歌って踊る！「花より男子 The Musical」開幕「振り切ってイケメン演じる」

神尾葉子原作による「花より男子 The Musical」が、本日1月5日に東京・シアタークリエにて開幕する。初演に先駆けて、公開稽古が行われた。

「花より男子 The Musical」の原作「花より男子」は、1992年から2003年までマーガレット（集英社）にて連載。日本はもとより台湾や韓国でもドラマ化されている。今回のミュージカルでは、脚本を青木豪、演出を鈴木裕美、そして音楽をポルノグラフィティやいきものがかりのプロデュースなどJ-POP界で活躍する本間昭光が担当した。物語は超お金持ちの名門校・英徳学園高等部に通う庶民の牧野つくしが、学園を牛耳る御曹司集団・F4に目を付けられるところから始まる。

ミュージカル版の牧野つくし役は、3000人以上の中からオーディションで選ばれた加藤梨里香が担当。F4は道明寺司役を松下優也（X4）、花沢類役を白洲迅、西門総二郎役を真剣佑、美作あきら役を上山竜治が演じる。そのほか、つくしの後輩・織部順平役は木村了、花沢類が思いを寄せる藤堂静役は古畑奈和（SKE48）、つくしをいじめる浅井百合子役は玉置成実と、華やかなキャストが脇を固めた。F4の登場シーンではそれぞれのキャラクター性が表れたソロダンスが披露される場面も。また道明寺が歌い踊りながらつくしを口説こうとする楽曲や、つくしがF4からのいじめに負けじと奮闘するソロ曲など、ミュージカルならではの歌とダンスが惜しみなく披露された。

囲み取材には松下優也（X4）、白洲迅、真剣佑、上山竜治、加藤梨里香が登壇。初日を迎えての心境を問われると松下は「去年から稽古期間1カ月くらいでみんなで作り上げてきて、それをやっとみなさんに見てもらえるということですごく楽しみです」と意気込む。また舞台・ミュージカル初出演となる真剣佑は「すごくわくわくしている」と笑顔を見せた。F4のメンバーで結束を固めるためにしたことを問われると、松下は「稽古場にいる時間が長すぎて、逆に稽古場以外では何もしていない」と明かし、上山は「普通舞台やる人ってLINEグループとか作るんですけど、作ったのに誰もやり取りしていない」と苦笑いした。

ドラマ化や映画化もされた「花より男子」だが、ミュージカル化されるのは今回が初めて。加藤は「セリフや言葉で心情を出さない分、歌で表現しているのでそこを見ていただけたらうれしいです」と今作ならではの見どころを語った。またイケメンの代名詞とも言えるF4に選ばれたことについて、真剣佑は「振り切ってやらないといけない」と演じるうえでのポイントを述べる。さらに松下が、ドラマ版では松本潤が演じ人気を博していた道明寺という役について、「プレッシャーがないと言えば嘘になるかもしれないですけど、僕らも稽古をがんばってきたのでもうやるしかないです。あとはもう見てください」と話すと、それを受け上山は「歌って踊りますし、舞台は完全に別物になってますから、そこはプレッシャーではないです。ぜひ見てほしいです」と熱く語った。

「花より男子 The Musical」はシアタークリエにて1月24日まで上演された後、福岡・福岡サンパレスホテル&ホールにて1月28日、名古屋・愛知県芸術劇場大ホールにて2月6日から7日、大阪・サンケイホールブリーゼにて2月11日から14日まで巡演される。