一迅社がpixivコミック上で展開するWebマンガ雑誌・comic POOLが、11月6日に創刊10周年を迎えた。comic POOLは「ギュンギュンしようぜ。みんなの遊び場」をキャッチフレーズに、ラブストーリー、コメディ、BLなどさまざまなジャンルの作品を掲載している。ふじた「ヲタクに恋は難しい」、もぐす「恋と呼ぶには気持ち悪い」など、個性の光るマンガをラインナップし、アニメ化・実写化といったメディア化を果たすヒット作も多数輩出してきた。
コミックナタリーでは、10周年を記念した特集を展開。comic POOLが歩んできた10年間を、編集部員や作家のコメントとともに紹介する。
取材・文・構成 / 伊藤舞衣
2015年
11月6日 comic POOL創刊
pixivに投稿された作品を書籍化していた一迅社が、新たな作品発表の場として立ち上げた。創刊時には6作の連載がスタート。連載作品のほかに読切も掲載され、10年間で70作以上が展開された。
ふじた「ヲタクに恋は難しい」の連載がスタート
隠れ腐女子のOL・桃瀬成海と、彼女の幼なじみでありゲームオタクの二藤宏嵩の恋愛を描くラブコメディ。2014年にふじたが個人のSNSで投稿を開始し、その後comic POOLで連載された。「このマンガがすごい!2016」オンナ編では1位を獲得。TVアニメ化、実写映画化を果たし、2021年に完結した。
そのほかの創刊時ラインナップ
- 音井れこ丸「おじさんとマシュマロ」
- 美影サカス「イマドキ☆エジプト神」
- りべるむ「三十路とレディ」
- Oはぎ「死にたがり少女と食人鬼さん」
- ヒメユリ「残念男子。」
comic POOL副編集長・藤原遼太郎氏
10周年おめでとうございます。実はcomic POOL編集部というのは、社内的には所属する編集部を横断したプロダクトチームのような立ち位置で、隣の編集部の鈴木から一緒にやろうと話をもらったのが立ち上げのきっかけでした。そうしたボーダーレス、ジャンルレスな動きはまさに創刊時の熱量そのものだったと思います。当時受けたインタビューで「元々作家さんがひとりで考えて表現したものなので、自分の想いを外の世界にぶつけるような感覚のマンガも多い」と話しましたが、そうしたスピリットは今もこの雑誌に脈々と流れているのではないでしょうか。
2016年
1月 音井れこ丸「おじさんとマシュマロ」TVアニメ化
「おじさんとマシュマロ」は、マシュマロ好きのおじさん・日下幅広と、彼と同じ会社の女性社員で日下のことが大好きな若林いおりのラブコメディ。創刊から2017年まで連載され、その後結婚した2人と娘の日常を描く後日譚「おじさんとようじょとマシュマロ」が連載された。TVアニメは5分枠で放送され、日下役を稲田徹、若林役を喜多村英梨が演じた。
音井れこ丸
comic POOL様! 10年継続お疲れ様です! 10年前はお世話になりました! 10年前、初めてWebの雑誌で描かせて頂いた当時の僕にとっては驚きと新鮮な体験がたくさんできて、勉強になりました! ありがとうございます! ここに至るまでのご功績に深く敬意を表しますとともに貴社のますますのご隆盛を祈念申し上げます。10周年おめでとうございます!
もぐす「恋と呼ぶには気持ち悪い」の連載がスタート
女子高生・有馬一花に狂信的な恋をした社会人・天草亮が、直球すぎるアプローチで一花に気持ち悪がられ続けるラブコメディ。もぐすの個人SNSアカウントでの投稿からcomic POOLに掲載され、2021年に完結した。TVアニメ化や舞台化も果たしている。
そのほか2016年に連載がスタートした作品
- ひのなつ海「あかいろ交差点」
2017年
「うらみちお兄さん」「ヲタ恋」がマンガ賞で快進撃
裏表のある教育番組の体操のお兄さん・表田裏道から垣間見える闇が笑いを誘う久世岳のコメディ「うらみちお兄さん」が、「第3回 次にくるマンガ大賞」のWebマンガ部門で1位を獲得。同年の「WEBマンガ総選挙」でもインディーズ部門で1位を受賞した。「WEBマンガ総選挙」の一般部門では「ヲタクに恋は難しい」が1位に輝いている。
久世岳
SNS発端の作品ということもあり、投稿当時から読者の皆様のお声がリアルタイムで伝わっていました。PV制作の際、希望のキャストなど、無理を跳ね除けることなく尽力してくださったcomic POOL様の大海のような懐の深さにも感謝しています。TVアニメ化の際も、自分の手元から小さくひっそりと始まったものが、多くの方のお力添えでコンテンツとして拡大し彩られていき、ろくでもない自分の人生にも少し意味を見出せた瞬間でした。それにしても連載開始から約8年半が経ったと聞いて、comic POOL様の10周年の歴史を「うらみちお兄さん」も非常に長い期間、一緒に走らせていただいているのだなと感慨深い気持ちです。まずは10年、そしてこれから20年30年更にその先を元気にお祝いできますよう、末長くよろしくお願いいたします。10周年おめでとうございます。
2017年に連載がスタートした作品
- 久世岳「うらみちお兄さん」
- りべるむ「志木さんち」
- 白崎「お嬢様が護らせてくれない」
- あずさきな「放課後は喫茶店で」
2018年
4月 ふじた「ヲタクに恋は難しい」TVアニメ化
監督は「アマガミSS」などの平池芳正、アニメーション制作は「ソードアート・オンライン」などのA-1 Picturesが務め、桃瀬成海役は伊達朱里紗、二藤宏嵩役は伊東健人が担当。6月まで全11話が放送された。
ふじた
「ヲタ恋」comic POOL連載第1話のネームがなかなか上がらず苦戦したのが連載当初の思い出です。それまではpixivで個人的に掲載していたので単ページでオチがつくマンガだったのですが、まとまったページ数で1話とする形式だと今までのヲタ恋のテンポ感が間延びしてしまう気がしてうんうん考えた気がします。(今後のスタンスがこれで決まるため) メディア化についてはありがたくもたくさんの方に応援していただいたおかげで、ヲタ恋がアニメ化実写映画化舞台化など、さまざまなメディアでの新しい形で見られたこと、作者としてはとてもありがたく思います。改めましてcomic POOL創刊10周年おめでとうございます! 10年後20年後も、マンガが好きな若者たちの身近で楽しい遊び場であり続けてください!
しろまんた「先輩がうざい後輩の話」の連載がスタート
しろまんたの個人SNSでの投稿で注目を集め、その後comic POOLに掲載されたラブコメディ。ちょっぴりガサツだけど面倒見のいい先輩・武田晴海と、そんな彼に素直になれない後輩・五十嵐双葉のじれったい恋模様が描かれる。TVアニメ化を経て、2024年に完結した。
そのほか2018年に連載がスタートした作品
- ゴリーマン「カタコトの庭」
- ミイコ「シュガーなパパとソルトな娘」
- 音井れこ丸「おじさんとようじょとマシュマロ」
- 与田基俟「あたらしい家族ができました。」
- 魚森タラ「特別に可愛く見えるのです。」
- うるひこ「ゆみとくるみ」
2019年
らくたしょうこ「雨上がりの僕らについて」の連載がスタート
ゲイであることを隠して生きてきた会社員・奏振一郎が、高校時代に密かに恋していた同級生・真城洸輔と再会するところから動き出すBL。2020年に完結後、続編となる「雨上がりの僕らについて ―そのさき―」「雨上がりの僕らについて ―ever after―」が展開された。TVドラマ化も果たしている。
そのほか2019年に連載がスタートした作品
- もぐす「潮騒の魔女」
- 鯨爺じん「勇者は店主に恋してる。」
- みやこかっく「あくまで君の天使になりたい」
2020年
2月
comic POOL作品初の実写化!
ふじた「ヲタクに恋は難しい」が映画に
監督は「銀魂」シリーズなどの福田雄一が務め、桃瀬成海役で高畑充希、二藤宏嵩役で山﨑賢人が出演。ミュージカル演出も取り入れられたほか、さまざまなアニメやゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤーも登場した。
おつじ「いびってこない義母と義姉」の連載がスタート
母の死をきっかけに本家・鴻蔵家に引き取られることになった名家の庶子・中村美冶と、“いびってこない”義母と義姉との優しく温かい生活を描くコメディ。おつじが自身のSNSで公開していた作品をもとに、comic POOLで連載を開始した。2026年にはTVアニメ化も予定している。
おつじ
comic POOLさん10周年おめでとうございます!! やった~~~! いびこなは5歳くらいだと思うので5年ほどお世話になっております。あっという間です……! 鴻蔵家を自由に描かせていただけているのはひとえにcomic POOLさんの懐の深さによるものです。この先も20年、30年と一緒にお祝いできることを心から祈念しております!
そのほか2020年に連載がスタートした作品
- あらをか青い「土地神と、村で一番若い嫁」
- せかねこ「世界を敵に回してもねこを愛してる」
- 万丈梓「恋する(おとめ)の作り方」
- ○はぎ「月光列車」
2020年に掲載された作品
- 地球のお魚ぽんちゃん「一線こせないカテキョと生徒」
万丈梓
comic POOLさん10周年本当におめでとうございます!! こちらのやりたいことは曲げずに支えて下さり、けれどちょっと道がズレそうになったときはそっと戻してくださる……そんなところが作家としてはとても創作しやすくありがたく思っております。好き放題していつもご迷惑おかけしております……ご厚意に更に報えるように今後も頑張って参る所存です。これからもたくさんの楽しい作品でcomic POOLが彩られますように!
2021年
comic POOL作品アニメ化ラッシュ
4月にもぐすの「恋と呼ぶには気持ち悪い」、7月に久世岳の「うらみちお兄さん」、10月にしろまんたの「先輩がうざい後輩の話」がTVアニメ化され、comic POOL作品アニメ化ラッシュの年となり大いに盛り上がりを見せる。「恋と呼ぶには気持ち悪い」はノーマッド、「うらみちお兄さん」はスタジオブラン、「先輩がうざい後輩の話」は動画工房がアニメ制作を手がけた。
しろまんた
深夜テンションの勢いで描いた「先輩がうざい後輩の話」ですが、Twitterに投稿したあの日が人生のターニングポイントだった気がします。今の担当さんに見つけていただき、毎週あたふたしながら2人で悩み、意見をすり合わせながら二人三脚でがんばっていたらあっという間に8年が過ぎていました。当時の自分に今の状況を教えたら信じないと思います。これからの作品も読者の皆様に応援していただけるような作品にしていきたいです。
メディア化のお話を伺った時、正直なところ「尺とかいろいろ本当に大丈夫か……?」と思っていました。出来上がってきたものを見た時にそんなと杞憂は消え、作画監督様、音響監督様、アニメーター様方の技術の結晶にただただ感服していました。そんな中でさらに声優様方の収録…! 全部が感動の連続でした! すばらしいアニメにしてくださったすべての方々に感謝しています!! スタッフの皆さまも声優の皆さまもすごく優しく、幸せを噛みしめながら収録現場に立ち会わせていただきました。またあんな機会に恵まれるよう邁進していきたいです。
comic POOL10周年おめでとうございます! 10周年のうち8年くらいかかわっているということは古参作家と言っても過言ではないですね。これからも引っ張っていく気持ちで頑張らせていただきたいです! 足をね。
2021年に連載がスタートした作品
- 端倉ジル「ミツバチとレモンバーム」
- 亀奈ゆう「初めて恋人ができました。」
- さんかく。・魚住ユキコ「今度は殺されたくないアザラシさん」
- 奈川トモ「お前、タヌキにならねーか?」
- らくたしょうこ「雨上がりの僕らについて ―そのさき―」
- 八田てき「やくざの推しごと」
- 朝日夜「風音先生は飛騨くんがわからない」
- みずのもと「紺野くん、コンティニュー」
- オガワサラ「わたしの武器を仕込んだら」
- もぐす「恋するほたると暮らしてる」
奈川トモ
10周年おめでとうございます! マンガ家としてはまだまだ経験の浅かった私にも、いつも丁寧に向き合い作品作りをサポートしてくださり本当にありがとうございます。おまタヌは今年で5年になりますが、この作品が今の形でここまで続けてこれたのはcomic POOLだからこそ…… お世辞抜きで素晴らしい編集部・編集者様とご縁があったことを幸運に思います。これからもcomic POOLの益々のご発展をお祈りしております。
2022年
3月 姉妹レーベル・comic LAKE創刊
comic POOLの姉妹レーベルとして、pixivコミック上で創刊。異世界ファンタジー作品を掲載するWebマンガ誌で、現在までに33作品を展開している。
5月 ふじた「ヲタクに恋は難しい」舞台化
TVアニメ化、実写映画化に続き、舞台化も果たす。演出は「アサルトリリィ」シリーズの佐野瑞樹。二藤宏嵩役は土井一海、桃瀬成海役は堀内まり菜が演じた。
すずり街「BLドラマの主演になりました」の連載がスタート
BLマンガの実写ドラマ化でダブル主演を務めることになった元天才子役の俳優・青柳萌と、彼にそっけない態度を取るが実は重すぎる愛を抱えた人気若手俳優・赤藤優一郎のボーイズコメディ。TVドラマ化もされ話題を呼ぶ中、2025年に完結した。
そのほか2022年に連載がスタートした作品
- あずさきな「友達の姉ちゃんに恋した話」
- あずさきな「姉ちゃんの友達がうざい話」
- みいみつき「楠木さんは高校デビューに失敗している」
- 夏奈ほの「正反対なわたしたち」
- チチカカ池「日曜日のいちごちゃん」
- 杏堂まい・汐見夏衛「さよなら嘘つき人魚姫」
あずさきな
comic POOL10周年おめでとうございます! 私自身、かれこれ長いお付き合いになります。感慨深いですね……。現在連載中の姉ちゃんシリーズも商業化する際、「もしこれを連載するなら、前作もお世話になったcomic POOLさんで連載したい」と思い、新連載の打ち合わせの際に打診してみた次第です。結果、多くの方々に読んでいただけるようになりました。ありがとうcomic POOL!
みいみつき
comic POOL10周年、本当におめでとうございます! 数多くの素敵な作品が生まれたこの記念すべき節目に関われて、とても光栄です。「楠木さんは高校デビューに失敗している」の連載当初は、毎話の反応が気になって仕方なく、更新のたびにドキドキしていました(今でも少し緊張しています)。ここまで作品を続けてこられたのは、温かく見守ってくださる読者の皆さま、そして支えてくださる編集部の皆さまのおかげです。これからもどうぞよろしくお願いします。
2023年
12月 すずり街「BLドラマの主演になりました」ドラマ化
赤藤優一郎役は阿部顕嵐、青柳萌役は阿久津仁愛でドラマ化。2023年12月にTELASAで「クランクアップ編」が配信、2024年1月に「クランクイン編」が地上波放送された。「クランクアップ編」には地上波放送で描かれていないエピソードも収録。地上波放送版の結末の、その後の物語も描かれている。2025年には続編となる「続・BLドラマの主演になりました」もTELASAで配信された。
すずり街
連載当初からの担当編集さんの「ドラマ化してほしい!」という願いが届いたのか、3巻の描き下ろし作業の終わりがけに実写ドラマ化のオファーをいただきました。その時「ドラマ化嬉しい!! ……でも実写化はやっぱりいろいろ不安も……いや、今は原稿の締め切り!!」という感情になったのを覚えています。とてもありがたいことに原作を大切にしつつ作っていただいて、「これは良い実写ドラマ化作品だ!!」と作者が感動したドラマ化になりました。当初は予定になかった円盤化も決まり、続編まで作っていただけて、今は「ドラマの続々編がほしい!!」と勝手に願ってしまっています。(あとは「すまん……2次元オタなんだ……」という読者さん向けにドラマCD化もあわせて願っています)原作は今後スピンオフの連載の予定もありますので、引き続きcomic POOLさんで楽しんでいただけるよう頑張りたいです。そして、comic POOLさん10周年おめでとうございます!! これからもジャンル問わず面白いマンガを一読者としても楽しみにしています。BL好きとして、ライトBL作品を特に……何卒よろしくお願いいたします。
2023年に連載がスタートした作品
- 皆月つなみ「大きな声では言えませんが。」
- ヨシミズ「妹はシスコン兄がめんどくさい」
- さんかく。「死ぬほど好きって言ったじゃん。」
- 右野マコ「同級生の奴隷になってみた」
- らくたしょうこ「雨上がりの僕らについて ―ever after―」
- カシバ「おとなしそうな男子のとんでもない秘密を知ってしまった」
- 端倉ジル「ミツバチとレモンバーム sweet moment」
ヨシミズ
comic POOL10周年おめでとうございます! comic POOLさんではモノクロマンガを初めて描かせていただいたのと同時に、「シスめど」を通してたくさんのことを経験させていただきました。私もマンガ家人生10周年目指して頑張りたいです。単行本を出すたびにスケジュール管理が下手くそになっていってる気がするので、まずはスケジュール管理を神的にうまくできるよう頑張ります!
カシバ
comic POOL10周年おめでとうございます! 「おとなしそうな男子のとんでもない秘密を知ってしまった」を連載しているカシバです。初めての連載がcomic POOLさんで、担当さんや編集長さんにネームやプロットをしっかり見てもらいながら続けてこられました。単行本も今年2巻まで出せて、来年もさらに続けられそうです。進行では担当さんに迷惑かけっぱなしですが、これからも頑張ります!
2024年
4月 もぐす「恋と呼ぶには気持ち悪い」舞台化
舞台「東京リベンジャーズ」シリーズ、「ブルーロック」シリーズなどの伊勢直弘による脚本・演出で舞台化。有馬一花役を乃木坂46の柴田柚菜、天草亮役を内博貴が務め、東京と大阪の2会場で上演された。
もぐす
comic POOL10周年おめでとうございます! ありがたいことに、私もマンガ家としての活動を始めて10周年となりました。comic POOLで連載していた「恋と呼ぶには気持ち悪い」は初めての作品で、連載当初はわからないことが多く、とても手探りだったことを思い出します。それからドラマCD化、アニメ化、舞台化……など、「恋きも」のおかげでたくさんの素晴らしい経験ができました。comic POOLで連載していなければ、もしかしたら私は今こうしてマンガを描いていなかったかもしれません。これからのますますのご発展をお祈りしております。
2024年に連載がスタートした作品
- 次見やをら「腐男子天使」
- いくたはな「男子校の姫」
- ちふゆ「秘密のいばら」
2024年に掲載された作品
- 直正也「カワイイ恋は着飾らない」
- 三毛たま「異形頭さんとニンゲンちゃん」
- 八木戸マト「一日ごとにデレが増えてくツンツンツンツンツンデレちゃん」
- 長谷川シグリオ「魔法少女、轢いた」
2025年
7月 らくたしょうこ「雨上がりの僕らについて」ドラマ化
奏振一郎役を池田匡志、真城洸輔役をFANTASTICSの堀夏喜が演じ、実写化。テレビ東京系列の「ドラマNEXT」枠で全12話が放送された。
らくたしょうこ
comic POOLさん、10周年おめでとうございます。ドラマ化が決まったときは、これまでのことが走馬灯のように思い出されました。旧Twitterに投稿した、たった4ページのマンガから連載になり、連載終了には涙しながらも、続編として何度も不死鳥のように蘇り……。その先にこんなご褒美みたいなことがあるもんかと。いろいろなことがありましたが、あの時拾っていただいたのがcomic POOLさんで本当に良かったと心から思っております。奏と真城の物語はこれからも変わらず続いていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
7月 おつじ「いびってこない義母と義姉」アニメ化を発表
2026年のTVアニメ化を発表。監督は「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」シリーズの井上圭介が務める。
11月6日 comic POOL創刊10周年!
2025年に連載がスタートした作品
- 篠原とも「口紅をつけて出社する新入社員が気になる」
- 山中灯里「気持ち悪いと言ってくれ」
2025年に掲載された作品
- ねあ「きつねのうりくん」
- はむはむ・魔木「犬又と猫又の一生」
2025年の連載開始予定作品
- 花乃軍「竜狩るおじに初恋」
2026年の連載開始予定作品
- スクラップ・西島世那「エセ執事さんのことが憎めない」
篠原とも
創刊10周年おめでとうございます。キラキラして癒し溢れる作品がたくさん読める素敵な場所だなと1ファンとして魅力を感じていたのですが、今そのcomic POOLさんで連載ができていることに感激と喜びと共に、未だ驚きを感じております。まだ新参者ですが輝きのひと粒になれるよう頑張ります!
















comic POOL編集長・鈴木海斗氏
10周年、とてもうれしいですね。POOLは、けっこうノリで立ち上げたのですが、たくさんの素敵な作家さん方と縁があり、ヒット作やメディア化にも恵まれ、そのおかげであまり気負わずにやれてこれた、幸せな10年だったと思います。作家さんはもちろん、いっしょに創刊をしてくれた藤原君や、よい作品を送りだしてくれている部員にも感謝を込めて。みんなの遊び場として、しれっと100年後にもあってくれたら、最高ですね。