人気作家&マンガ好き芸人も激賞!ピエール手塚が贈る異色の“討論型”ラブコメ「恋のジンロゲーム」

ピエール手塚の「恋のジンロゲーム」は、冴えない高校生・桃田が、人類の存亡をかけた“ジンロゲーム”に巻き込まれるラブコメディ。魅力的な美少女3人の中に潜む宇宙生命体“ジンロ”を見抜かないと人類が滅亡するという、命がけの恋の駆け引きに挑む。月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載された。

コミックナタリーでは同作の単行本上下巻の発売を記念して、人気作家やマンガ好き芸人からの推薦コメントをお届け。また「恋のジンロゲーム」の第1話をまるごと無料公開する。

作品紹介

「恋のジンロゲーム」とは

冴えない男子高校生・桃田の奇妙な初恋を描くラブコメディ。ある日「宇宙の恋の伝道師」を名乗る謎の生物に出会った桃田は、突然「君のことを好きな女の子が2人いる」と告げられる。しかもその候補者は、桃田が通う高校の美人ランキング上位の女子、猿海さんと犬山さん、雉川さんの3人。しかし3人のうちの1人は、“ジンロ”という地球外の生物が化けた存在で、もしジンロに告白してしまうと人類が滅ぶという。かくして人類の存亡をかけた“ジンロゲーム”への参加を強いられた桃田。彼は疑心暗鬼に陥りながらも、自分のことを好きかもしれない女子たちとコミュニケーションをとり、誰が嘘をついているか見極めようとするのだが……。

「恋のジンロゲーム」より。

「恋のジンロゲーム」より。

キャラクター紹介

「恋のジンロゲーム」より。

桃田

冴えないごくごく普通の高校生男子。恋愛をしてみたいと願うが、傷つくのも傷つけるのも怖く、進めない。

「恋のジンロゲーム」より。

猿海さん

学園のアイドル。ダンス部部長で、SNS上にもファンが多い。桃田くんと同じアニメが好きで……。

「恋のジンロゲーム」より。

犬山さん

高飛車なお金持ちのご令嬢。一見庶民とは縁がないようだが、桃田くんに積極的に関わってきて……。

「恋のジンロゲーム」より。

雉川さん

ミステリアスな学年一の才女。桃田くんも憧れていたが、その内側に驚くべき渇望を秘めていて……。

「恋のジンロゲーム」第1話を読む!

人気作家&マンガ好き芸人から推薦コメントが到着!

「ふつうの軽音部」原作者
クワハリ

この漫画を読んで思ったことは、そもそもハーレム系ラブコメの主人公って複数の相手から向けられる好意と、それぞれの相手に発生する自分の感情に対して適切な対処をしていかないといけないから、すごく大変で疲れそうだなあ…ということです。そんな大変で疲れる人間のコミュニケーションを雰囲気でごまかすのではなく、言葉で真摯に向き合っていく。その大切さが描かれている作品だと感じました。

プロフィール

クワハリ

「ふつうの軽音部」で原作を担当している。同作は2024年1月より少年ジャンプ+で連載中。「次にくるマンガ大賞2024」ではWebマンガ部門の第1位に輝いた。単行本は12月4日に最新9巻が発売される。

「忍者と極道」作者
近藤信輔

ピエール手塚先生のマンガの魅力とは、強烈な思考を持つキャラ同士が衝突する度に生まれる問答と葛藤。そしてそこから生まれる「人間って何だ?」という弩直球ストレートな哲学である。『恋のジンロゲーム』で描かれるのは他者との関わりから生まれる軋轢の是非。自分は人類皆殴り合って(物理的に限らず)傷つき合いながら各々の答えを模索し続けろという考えなので雉川さん推しです。

プロフィール

近藤信輔(コンドウシンスケ)

代表作に「忍者と極道」。同作は2020年1月よりコミックDAYSにて連載中で、単行本は16巻まで発売されている。10月からはTVアニメも放送中だ。

「恋のジンロゲーム」より。

「恋のジンロゲーム」より。

「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」作者
柴田ヨクサル

『恋のジンロゲーム』は極上の、一言でいうならミステリーサスペンスマジコメディ!
ストーリーが飛躍しつつも、しっかり冷静にグイグイ引き込まれる怒涛の舌戦!!
そしてピエール手塚さんの絵が絶妙にリアルです!
このリアルさがなければギャグ漫画にひっくり返るところを、最高のバランスで描きあげています!!
面白いとは、こういう事でしょう!!

プロフィール

柴田ヨクサル(シバタヨクサル)

代表作に「エアマスター」「ハチワンダイバー」など。ヒーローズで連載中の「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」はこの10月にTVアニメ化を果たした。

「霧尾ファンクラブ」作者
地球のお魚ぽんちゃん

3人のヒロインの中に1人紛れる“ジンロ”に恋をしたら人類滅亡──。
そんな設定、首根っこをガッシリ掴まれるに決まってる!
果たして誰が“ジンロ”なのか!?
まるで煩悶と葛藤を巻き上げる竜巻のように、物語はみるみるうちにトンデモ展開へと膨れ上がっていきます。
クライマックスまでノンストップ、圧巻のピエール手塚ワールドをご堪能あれ!

プロフィール

地球のお魚ぽんちゃん(チキュウノオサカナポンチャン)

代表作に「霧尾ファンクラブ」など。「霧尾ファンクラブ」は2025年に実写ドラマ化、2026年にTVアニメ化を予定している。オモコロにて「サボり先輩」を連載中。

「恋のジンロゲーム」より。

「恋のジンロゲーム」より。

「平和の国の島崎へ」原作者
濱田轟天

ピエール手塚はずっと前から「ままならなさ」について描いてきました。
ままならない状況、ままならない感情、ままならない現実を前に右往左往する主人公達を描き続けてきました。
そんな彼ら彼女らがそれぞれの人生で自分たちなりの「ままならなさ」への対処法を学んでゆく物語...それは僕たち読者の人生についての物語でもあります。

『恋のジンロゲーム』は、そんな「ままならなさ」を抱えた全ての読者に向けてピエール手塚が問いかけてくる作品です。

自分たちの人生で今まさにジンロゲームを続ける、全ての心ある読者への問いかけです。

プロフィール

濱田轟天(ハマダゴウテン)

マンガ原作者として活躍。連載中の作品に「平和の国の島崎へ」(作画:瀬下猛)、「ウミガミ~絶島のジェノサイド~」(作画:宗像夏潼)、「ミハルの戦場」(作画:藤本ケンシ)。

吉本一マンガに詳しい芸人
吉川きっちょむ

付き合う相手を間違えたら人類滅亡!?
そんな極限状況で繰り広げられる、人狼ゲーム×恋愛の異色ロマンス。
人工知能が急速に進化する今だからこそ、問い直したい“恋”のかたち。この漫画はまさに、現代人必読の一冊です。

自分に想いを寄せる3人の女子と命懸けで恋に向き合ったとき、真実の愛が浮かび上がる。
果たして、人は都合よく望んだ姿を見せられたら相手を好きになってしまうのか? 性と愛は別物なのか?
虚構がはびこるこの時代に、不確かな“恋”を追究する壮大な恋愛浪漫譚『恋のジンロゲーム』を読めば、あなたの恋の悩みも一発解決!

プロフィール

吉川きっちょむ(ヨシカワキッチョム)

吉本興業所属のピン芸人。“吉本一マンガに詳しい芸人”として活動し、よしもと漫画研究部の部長を務める。YouTubeでは「マンガ好きっちょむチャンネル[漫画紹介]」を運営している。