公開から1週間経った本日、舞台挨拶には島村ジョー(009)役の
また過去に石ノ森のアシスタントを務めていた永井は「デビルマンがジョーを掴んだときは、つい『やっちまえー!』と言ってました(笑)。アシスタント時代は本当に寝る時間ない、食べる時間ない、休む時間ない……。恐ろしい時間を過ごしてましたので、つい本音がでてしまいました」と語り、キャスト陣と会場の笑いを誘った。
続いて原作者の1人として本作をどう観たか問われると「アニメで久々に興奮したなと。最後の最後まで展開が読めなかったので、非常に楽しんで観ることができました」と笑顔を浮かべる。さらに今回出演したキャスト陣の演技に対して「歴代の役者の方々にも引けをとらない、素晴らしい演技で感動しました」と太鼓判を押す。緊張した様子で話を聞いていた浅沼は「今日はよく眠れそうです!」と安堵の表情を浮かべたあと、会場の記者陣に「今のちゃんと書いておいてくださいね」とアピールも忘れない。
さらに以前行われたイベントにて、M・A・Oが浅沼演じる不動明を「ジョーとはまた違う男らしさがあっていい」と評したエピソードが振り返られると、本作の見どころを聞かれた日野が「やっぱり浅沼くん演じるデビルマンのワイルドさですね」と乗っかる。記者たちに向かって「『日野聡、浅沼晋太郎にメロメロ』と書いておいてください」とアピールも加え、会場からは笑いが巻き起こった。
最後の挨拶で福山は「永井先生と一緒に登壇するなんて、自分が子供の頃にそんなこと考えてもいなかった」と感激の様子が伺えるコメント。作品に対する熱い思いを語りながら「こういった夢のような企画が実現したっていう1つの奇跡を、奇跡で終わらせないためにも、この作品を皆さんぜひ一緒に盛り上げていってください」と観客たちにメッセージを送った。
さらに永井は「面白かったので、もう一度戦うわけにいかないですかね?」と次回作に期待を寄せる発言。続く監督は「さっき日野さんが『浅沼さんラブ』と言ってましたが……」と切り出し、浅沼から「話大きくなってませんか!?(笑)」と突っ込みを受けながらも、「(日野の発言は)原作において飛鳥了と不動明の関係性にもかぶってくるものがあると思うので、その辺を深く掘り下げて次回作を」と冗談交ぜつつ次回作に対しての意欲を見せ、会場には大きな拍手が鳴り響いた。
全3話となる「サイボーグ009VSデビルマン」は10月17日より2週間限定でロードショー。新宿バルト9ほかにて上映されている。
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