舞台「中学生日記2025」開幕、先生役の小南光司「メッセージを心の中に持って帰って頂けたら」

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舞台「中学生日記2025」が昨日12月5日に東京・シアター1010で開幕した。

舞台「中学生日記2025」より。(撮影:高畠正人)

舞台「中学生日記2025」より。(撮影:高畠正人)

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「中学生日記」は1972年から2012年までNHKで放送されたテレビドラマ。「中学生日記」には公募された一般の中学生が出演し、中学生が抱える日常の問題を紡ぐ。「中学生日記」をもとにした舞台「中学生日記2025」では、東京印の長戸勝彦が脚本・演出を手がける。主役・大山一(先生 / 担任)役を小南光司が演じ、生徒役のキャストには、二宮礼夢、織部典成三本木大輔石渡真修佐倉初、三田美吹、武田智加、吉田知央澤邊寧央、氏家蓮、西川岬希、嶋村心杏、伊藤あいみが名を連ねた。

舞台「中学生日記2025」より。(撮影:高畠正人)

舞台「中学生日記2025」より。(撮影:高畠正人) [高画質で見る]

舞台「中学生日記2025」より。(撮影:高畠正人)

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開幕に際し小南は「昭和から平成に語り継がれた『中学生日記』を舞台にするということで、本当にありがたいなということを肝に命じながら日々、稽古を楽しんできました。生徒の誰かに感情移入して見て頂くのも楽しみのひとつですし、先生ひとりにフォーカスして見て頂くのもいいと思います。いろいろな楽しみ方ができる作品だと思います。何か少しでもメッセージを心の中に持って帰って頂けたらなと思います」とコメントした。

舞台「中学生日記2025」より。(撮影:高畠正人)

舞台「中学生日記2025」より。(撮影:高畠正人) [高画質で見る]

舞台「中学生日記2025」より。(撮影:高畠正人)

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公演は12月9日まで。小南のコメント全文と生徒役のキャストのコメントは以下の通り。

小南光司 コメント

稽古に参加してから今日まで、日数的にも体感的にもあっという間で、無事に初日を迎えることができたのは嬉しいです。毎日、生徒たちとより良い学校生活を作るためには? みたいな感覚で日々を過ごしていたので、そんな空気感を皆さんにお届けできたらと思います(生徒役をやるみなさんは)成人男性が中学生をやるというなかなかハードルの高い役をやるということで、僕もいろいろ振る舞ってきたんですけど、きっとキラキラした中学生が観られるんじゃないかと思います。

携帯電話もなければ、ネットもない時代でそんな時代でどうやって物事を真っ直ぐに伝えたりとか、言いたいことを言えない子はどこには出してたんだろうと思います。僕からしたらなかなか想像できない時代です。子供と大人が混じり合った中学生という微妙な年齢の子たちのもどかしくもストレートな部分を今の時代を生きている学生さんたちに伝わるといいなと思います。一方で当時を知っている人たちは「伝言板」とかに懐かしさ感じられると思います。平成を飛び越え、令和になっていく意義があると思います。

昭和から平成に語り継がれた「中学生日記」を舞台にするということで、本当にありがたいなということを肝に命じながら日々、稽古を楽しんできました。生徒の誰かに感情移入して見て頂くのも楽しみのひとつですし、先生ひとりにフォーカスして見て頂くのもいいと思います。いろいろな楽しみ方ができる作品だと思います。何か少しでもメッセージを心の中に持って帰って頂けたらなと思います。

二宮礼夢 コメント

6年前くらいの中学時代の記憶を呼び起こして、中学生という難しい年頃をどういう風に演じていこうって考えながら楽しんで稽古をしてきました。
そして今、衣装を着て、メイクもして、ゲネプロを終えてもやっぱり楽しかったです(笑)。僕たちが楽しんでお芝居している姿を生で見ていただけたらと思います。

織部典成 コメント

生徒13人がそれぞれ役割分担して稽古に挑めたらと思います。意味のないところが全くない作品で、舞台のどこかで違うことが生まれていく連鎖が芝居にも現れていると思います。空気感とかも、皆さん中学時代とか振り返って思い出していただけたらと思っております。楽しい稽古期間で、ほんとに改めて青春を感じさせてもらいました。

三本木大輔 コメント

脚本に書かれているキャラクターの自由度が高いなっていうのがあって、各々の役者さんが自分のキャラクターをどう演じようかというのを凄くみえたし、稽古場でもこのキャラクターをどう生きようかって、工夫したり迷ったりしている姿、それがそのまま板に乗っているんじゃないかなと思います。僕は現在36歳ですが、その中学生の生きざまを見ていただけたらなと思っております。

佐倉初 コメント

歴史のある「中学生日記」という作品ということで、プレッシャーも感じつつ、日々、稽古させていただきました。私は太陽の塔とかの大阪万博は知らないんですけど、今年、大阪万博に行ってきたので、そういう時事的なものもあって凄く楽しめるんじゃないかなと思っています。
稽古場では“マジ”って言葉も昭和にはなかったって話をみんなでしたり、“なる早”とかもなかったっていうような、昔はあった、なかったっていうような会話がいっぱい飛び交ってそういう意味でも楽しいお稽古でした。千秋楽まで全員で頑張りたいと思います。

三田美吹 コメント

中学生は早い子は反抗期だったり、高校受験だったり、将来のことだったりとか、本当に悩んで葛藤する時期だと思います。その中で1970年代っていう私たちもまだ誕生していないこの時間を繊細に大切に演じないといけないなと思いながら稽古をしてきました。最後まで大切に演じられたらと思うので、どうぞよろしくお願いします。

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舞台「中学生日記2025」

開催日程・会場

2025年12月5日(金)〜9日(火)
東京都 シアター1010

スタッフ

脚本・演出:長戸勝彦

出演

大山一(先生 / 担任):小南光司
橘健二(生徒):二宮礼夢
山田哲也(生徒):織部典成
古茂田正輝(生徒):三本木大輔
鈴木貴司(生徒):石渡真修
横山咲子(生徒):佐倉初
佐々木典子(生徒):三田美吹
石川直美(生徒):武田智加
森久志(生徒):吉田知央
樫村繁(生徒):澤邊寧央
神野清(生徒):氏家蓮
池田治(生徒):西川岬希
青山もも子(生徒):嶋村心杏
栗林さくら(生徒):伊藤あいみ
山田三郎(哲也の父):おばらよしお
佐々木正雄(典子の父):図師光博
橘健吾(健二と咲子の孫):茂手木漣
橘健太郎(健二の父) / 橘健二(健二の55年後):安芸武司
池田恵子(治の母) / 橘咲子(咲子の55年後):斉藤レイ
石川もと子(直美の祖母):霧生多歓子
佐藤香(先生 / 保健):二瓶有加
澤田実(先生 / 音楽):田中彪
黒崎誠(先生 / 体育):小笠原健
勅使河原二郎(先生 / 教頭):幸村吉也
真壁芳雄(先生 / 校長):長戸勝彦

公演・舞台情報

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