1975年に
クーパーは新演出で本作を立ち上げることについて「いい作品、例えばシェイクスピアなんかもいろいろな解釈をされていますよね。ならば素敵なミュージカル作品だってどんどん新しく解釈されていくべきだと感じていたので、ニコライ(・フォスター)が新しいバージョンの演出をする、そして演出だけでなく振付や音楽アレンジも変えると聞いてとても素敵だと思いました」と述べ、フォスターを「すごく変化に対して寛容で我々のアイデアやたくさんの変化を受け入れてくれます。本来舞台上に姿を見せないザックを舞台上に残すというアイデアも稽古の中で二人で一緒に探らせてもらいました。イギリスで、もしかしたら世界で今一番忙しい演出家といっても過言ではないと思いますが、既存の作品に新しい命を与えるというすごいビジョンを持った素晴らしい演出家です」と称賛。上演に向けては「僕自身、舞台の上で素晴らしい才能を目の当たりにする喜びを毎日感じているので、公演を観た日本のお客様にもとても素敵な体験をしていただけると思います」と思いを口にした。
初来日となるフォスターは、開幕に際し「今までは、偉大なマイケル・ベネットのオリジナルな演出に基づいたプロダクションしかなかったですが、アダム・クーパーと共に白紙の状態からこの作品を新たに作り直すというチャンスをいただいてとても恵まれた立場にいます」と思いを語り、クーパーについては「アダムは日本でも大スターですが、僕もマシュー・ボーンの作品や『ビリー・エリオット』で拝見してから憧れの存在だったので、宝物のような体験になりました。彼自身のプロフェッショナルな経験とコラボレーションに対してもオープンな性格、そして力強いリーダーシップを発揮してくださり作品を前に進めるためにかかせない役割を担ってくれています」とコメントした。
東京公演は9月22日まで。本作はその後、27・28日に宮城・仙台サンプラザホール、10月2日から6日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、10日から19日まで東京・シアターHで行われる。
コーラスライン
2025年9月8日(月)〜22日(月)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
2025年9月27日(土)・28日(日)
宮城県 仙台サンプラザホール
2025年10月2日(木)〜6日(月)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2025年10月10日(金)〜19日(日)
東京都 シアターH
スタッフ
原案・振付・演出:
台本:
作詞:エドワード・クレバン
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
オリジナル共同振付:
演出:ニコライ・フォスター
振付:エレン・ケーン
出演
※英語上演、日本語字幕付き、生演奏。
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リンク
山本貴愛 / Kie Yamamoto @Kie_Yamamoto228
ブリリアにてコーラスライン来日版を。完全来日版で見応えあり。照明カッコよかったなあ。 https://t.co/ysaLpwxmUW