エイミー・ハーツォグ「Belleville」で田上真里奈＆松村龍之介、定本楓馬＆三田美吹が夫婦役

「Belleville」が9月3日から9日まで東京・すみだパークシアター倉で上演される。

本作は、現代アメリカの劇作家エイミー・ハーツォグによる2011年初演の心理劇を、下平慶祐の翻訳・演出で立ち上げるもの。フランス・パリの東部の街、ベルヴィーユで、異なる背景を持つ2組の夫婦の姿を通し、信頼や孤独、責任、“家族のかたち”をあぶり出す。ベルヴィーユに移り住んで来たアメリカ人夫婦のアビーとザックに田上真里奈と松村龍之介が扮し、彼らと同じアパートに住むセネガル系移民の大家夫婦アリウンとアミナを定本楓馬と三田美吹がそれぞれ演じる。

上演にあたり、下平は「この作品の主人公は、どこにでもいるような、愛し合う男女です。けれども、愛というものは、時にほんの些細なすれ違いによって、取り返しのつかない傷を生んでしまうことがあります。純粋な想いが、望まぬ結果を招いてしまうこの戯曲に描かれているのは、ただの恋愛ではありません。人と人とが関わり合うこと、その喜びと痛み、美しさと脆さ。その本質に触れる物語です。どんなに不器用でも、懸命に誰かを信じ、戦い続ける人間のいとしさを──ぜひ劇場で、心ゆくまでご堪能ください」とアピールした。

チケットの一般販売は8月16日10:00にスタート。出演者のコメントは以下の通り。

田上真里奈コメント

この作品の上演を決めたスタッフの皆さんの選択を信じ、共演者の皆さんと共に果敢に挑みたいと思っています。

容易には掴めないからこそ心を惹かれ、演じる身としても緊張と高揚が入り混じる日々です。

高い壁ですが、この座組でならその先に広がる景色まで辿りつけると、確かな予感があります。

劇場でお会いできることを心より楽しみにしております。

松村龍之介コメント

「Belleville」ザック役で出演させて頂く松村龍之介と申します。

多くの人に評価され、愛されている今作に携われることを心から嬉しく思いますし、非常に心が躍っております。

僕自身、海外の戯曲に触れることも久方ぶりですので、その世界観に浸りながら新鮮な気持ちで没頭したいと思います。

また、観劇にいらした皆様に少しでも楽しんで貰えるよう、丁寧に作品作りに取り組む所存です。

よろしくお願いします。

定本楓馬コメント

この作品に挑戦させて頂けること、すごく幸せに感じています。

登場人物たちの間に渦巻く色んな感情としっかり向き合って、沢山の方々にこの作品の魅力をお届けできるように、この作品の1つのピースになれるよう努めます。

三田美吹コメント

アミナ役を演じさせていただきます、三田美吹です。

この作品に携わらせていただけること、新たな挑戦をさせていただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。

海外の作品には初めて出演させていただくので緊張もありますが、演劇を通して様々な文化を感じ、足を運んでくださる皆様へ魅力をお届けできるよう、精一杯頑張らせていただきます。

Belleville

2025年9月3日（水）〜9日（火）
東京都 すみだパークシアター倉

スタッフ

作：エイミー・ハーツォグ
翻訳・演出：下平慶祐

出演

アビー：田上真里奈
ザック：松村龍之介
アリウン：定本楓馬
アミナ：三田美吹

※U-24、高校生以下料金あり。