いしいしんじの小説「トリツカレ男」がミュージカルアニメ映画に、脚本はロロ三浦直之

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ミュージカルアニメーション映画「トリツカレ男」が今秋に公開され、脚本をロロの三浦直之が担当する。

映画「トリツカレ男」ティザービジュアル

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原作小説「トリツカレ男」(新潮文庫)書影

原作小説「トリツカレ男」(新潮文庫)書影[拡大]

本作は、いしいしんじによる同名短編小説を、“ハートフルでちょっぴり切ない”、ミュージカル仕立てのラブストーリーとしてアニメ化するもの。主人公ジュゼッペは、何かに夢中になるとほかのことが目に入らなくなることから、街の人々に“トリツカレ男”と呼ばれている。ある日、ジュゼッペは風船売りの少女ペチカに一目惚れ。ジュゼッペは、ペチカが心に抱える悲しみを拭い去るため、相棒のネズミ・シエロと共に、これまでにとりつかれた技の数々を使ってこっそり解決していく。

監督を髙橋渉、脚本を三浦、キャラクターデザインを荒川眞嗣が担当する。キャストは未発表だが、特報映像にはジュゼッペの歌唱シーンが収録されている。

映画「トリツカレ男」特報映像

いしいしんじコメント

浅草のせまい一室で、誰にも知られず書き連ねたことばのかたまりが、色を、かたちを、音を、動きを与えられ、こうして世に出てゆく。絵コンテ、アフレコなどの制作過程を途中で覗かせてもらい、スタッフの方々のトリツカレぶりに深く感銘をうけた。動かないはずのものに、みな一心に、あらたな命を吹きこんでいた。アニメ愛をつづった手塚治虫の漫画「フィルムは生きている」のタイトルを借りるなら、まさしく「ものがたりは生きている」と思った。

髙橋渉コメント

エンターテイメントをやりましょう!とプロデューサーから原作小説を渡されてはや4年が過ぎました。
その間、世の中は悲しく、つらい出来事がたくさん起こり、今も続いています。
この映画は奇妙な男ジュゼッペと風船売りのペチカの愛の物語です。
誰かが誰かを想い、助けることは素晴らしいことだと大きくうたう映画です。
個性あふれるスタッフ、キャストの力で作り上げることができました。
こんなにもまっすぐなお話を皆様にお届けできることを嬉しくおもいます。

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©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025 映画「トリツカレ男」製作委員会

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