ヨーロッパ企画の
昨日には、初日前会見と公開ゲネプロが行われた。初日前会見に出席した伊藤は「タイトルに宇宙がついていたり、キャラクターの格好を見たりすると壮大に見えるかもしれませんが、実際は地球上にいても宇宙にいても人間ってすごくちっぽけで、その滑稽さ、おかしみのようなものが宇宙で繰り広げられているので、そういうところに勇気をもらっていただきたいです」と見どころを語る。また、上田は「『エンターテインメントにも重力圏があるなら、それを突破するような作品にしたい』と思って、突き抜けた作品を目指して稽古に臨みました」「キャストもスタッフも初日から全開でやってくれて、ずっとその勢いで走って来られたおかげで、かなり遠くまで来られたなと感じています。見たことのない、新しいものができたという手応えがあります」と作品にかける思いを明かした。
上演時間は約2時間。東京公演は5月25日まで行われ、その後、6月3日に高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール、6日から8日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。
伊藤万理華 コメント
上田さんの舞台に出演するのは今回が初めてでしたが、上田さんによるエンタメ宇宙論が全て詰まっているような作品で、そんな作品を個性豊かなキャストの皆さんと一緒に作ることができ、稽古に通うのが楽しかったです。毎日新鮮な笑いが生まれるような稽古で、これをどうやって舞台上で攻略できるかワクワクしていました。ようやく初日を迎えることができたので、みんなで汗をかきながら楽しみたいと思っています。
作品は、タイトルに宇宙がついていたり、キャラクターの格好を見たりすると壮大に見えるかもしれませんが、実際は地球上にいても宇宙にいても人間ってすごくちっぽけで、その滑稽さ、おかしみのようなものが宇宙で繰り広げられているので、そういうところに勇気をもらっていただきたいです。予想できない宇宙だからこそ、得体の知れない何かと出会ったり、トラブルに巻き込まれたりしますが、それぞれに諦めない理由があって突き進んでいくところに、爽やかさやカッコよさが出ていると思います。ぜひ劇場で宇宙船に乗るように、皆さんと一緒に旅に出たいと思っています。
井之脇海 コメント
上田さんの作品への参加、そして演劇でコメディに挑戦することも初めてでした。参加する前は正直不安もありましたが、最初に台本を頂いた時にまずめちゃめちゃ面白いと思いました。
「面白い」という言葉を英語にすると“ファニー”と“インタレスティング”が使われると思いますが、今回の台本はすごく“ファニー”な台本で。それをみんなで読んだ時に、11人の個性がめちゃめちゃ豊かで、とても“インタレスティング”なメンバーが集まったと思いました。本読みの段階で、その“ファニー”と“インタレスティング”が掛け合わさって、本当に「面白い」が爆発した作品になると確信しましたし、稽古中も今日まで本当に爆発し続けていたので、このまま突き進めるのではないかと思っています。実際の宇宙船も旅立つ時が一番難しいと聞くので、初日ですが無事に離陸できるように頑張りたいです。見届けてくれたら嬉しいです。
シシド・カフカ コメント
上田さんの作品をずっと好きで見ていましたが、今回いざその作品に挑戦するということで、舞台が初めてなので右も左も分からない中、上田さんの千本ノックを受けながら、皆さんの面白い波に飲まれながら、なんとか稽古を終えたという感じがしております。皆さんがおっしゃるように、稽古からものすごい大きな波が起こっていました。その波をこの舞台上でも起こして、皆さんを巻き込みながら楽しい公演を完遂したいと思っています。よろしくお願いいたします。
浦井のりひろ コメント
昨年の公演に引き続き上田誠さんに呼んでいただいたということで、これはもうハマったのではないかと思っています。個人的には、ロボットの役をやってみたいとずっと思っていたので、本当に叶って、もうどうなってもいいというぐらい嬉しい気持ちでやらせていただいています。読み合わせの段階からたくさんの笑いが起きる脚本で、今すごく、早くお客さんに観てもらいたいです。これはもうウケるぞ、という気持ちでいます。皆さんの前で披露するのが楽しみです。最後まで頑張りますので見守ってください。
平井まさあき コメント
2年連続で呼んでいただきました。今回は上田さんのオリジナルコメディということで、これが本当にめちゃくちゃ面白いです。芸人としてもちょっと羨ましいと思うぐらいのボケのクオリティで、評価に値すると思います(笑)。その面白さとストーリー、そして個人のキャラクターがとても立っていて、これこそ一大エンターテインメントだと感じました。ぜひ多くの方々に観てもらいたいと思っています。ヨーロッパ企画さんが大好きなので、ヨーロッパ企画の中のデンマーク担当として頑張っていきたいです(※ヨーロッパ企画の中にそのような担当部署があるわけではない)。ぜひお楽しみに!
槙尾ユウスケ コメント
このシリーズは3作連続での出演となりますが、上田さんには、かもめんたるの良さをこの舞台ですごく引き出していただいていると思っています。さらに、普段の人間性や関係性を作品にうまく入れ込んでいて、すごく楽しめる作品になっています。今回はロボット役ですが、普段感情がないと思っていたロボットが、人間よりもむしろ繊細だったり感情的だったりする役で、個人的にもすごくやりながら楽しんでいます。作品は、AIや宇宙、人間について色々考えさせられる作品にもなっています。今、地球に住んでいてうんざりしている人も多いと思いますが、ぜひ「あいにくの宇宙」の旅を、この劇場で皆さんと一緒に体験できたらと思います。
岩崎う大 コメント
毎回一期一会のメンバーで、今回で三度目の旅になります。閉鎖された稽古場という空間で苦楽を共にしていると、宇宙船にいるような気持ちになると感じていたのですが、今回はまさに宇宙船の話なので、自分の稽古場の日々と作品がいろいろとリンクしています。普段は自分の劇団で演出や脚本もやっていますが、このシリーズでは役者として臨んでいます。とにかくお話が面白いです。宇宙というテーマはめちゃめちゃワクワクするもので、初めて映画「エイリアン」を見た時のワクワク感は担保されている作品です。その中で色々なことが起きていくので、毎回言ってるかもしれないけど、自分も客席で観たいなと思います。
上田誠 コメント
この作品はニッポン放送さんとご一緒してきた舞台シリーズの第5弾で、今まではずっと原作や基となる作品があったのですが、今回はオリジナルの作品です。と言いつつも過去の古今東西な宇宙SF作品をオマージュしていて、なかなか舞台で宇宙SFをやれる機会がないので、「載せられるものは全部載せよう」という勢いで、かなり“積載量多めの宇宙船”になっています。とても面白い11人のキャストが揃ったので、彼らが絶えずトラブルに対応して、状況に対して挑む──そんなコメディを目指して作りました。
「エンターテインメントにも重力圏があるなら、それを突破するような作品にしたい」と思って、突き抜けた作品を目指して稽古に臨みました。今回はかなりチャレンジブルな作品になっていまして、だいぶピーキーな設計の台本で……11人全員とスタッフが全体重を乗せないと重力圏を突破できず爆発する、みたいな。でも、キャストもスタッフも初日から全開でやってくれて、ずっとその勢いで走って来られたおかげで、かなり遠くまで来られたなと感じています。見たことのない、新しいものができたという手応えがありますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
リプリー、あいにくの宇宙ね
2025年5月4日(日・祝)〜25日(日)
東京都 本多劇場
2025年6月3日(火)
高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール
2025年6月6日(金)〜8日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
スタッフ
脚本・演出:
出演
※U-25チケットあり。
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かもめんたる・槙尾ユウスケ @makiokamomental
『リプリー、あいにくの宇宙ね』2日目、まもなく出発です🪐
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