Dr. Holiday Laboratoryの“フェイク・読書会演劇”「想像の犠牲」東京公演が開幕

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Dr. Holiday Laboratory「想像の犠牲」が、本日5月3日に東京・吉祥寺シアターで開幕した。

Dr. Holiday Laboratory「想像の犠牲」より。(撮影:マコトオカザキ)

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Dr. Holiday Laboratory「想像の犠牲」より。(撮影:マコトオカザキ)

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Dr. Holiday Laboratoryは、2021年の設立以来、演劇、小説、川柳など、ジャンルを横断して言葉の表現を追求する劇団。今回は、昨年京都で初演した「想像の犠牲」を“フェイク・読書会演劇”と名付け、東京で立ち上げる。

演劇をやめて久しい土井は、かつて出演した作品の演出家の弟を名乗る人物から、演劇の上演を依頼される。そこで土井が受け取ったのは、アンドレイ・タルコフスキーのある映画をもとに書かれた、演劇と救済にまつわる1本の奇妙な戯曲だった。

Dr. Holiday Laboratory「想像の犠牲」より。(撮影:マコトオカザキ)

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開幕に際し、作・演出を担う山本ジャスティン伊等は「『想像の犠牲』は、核戦争を扱った演劇が中止になった経緯について、その出演者らが戯曲として記録したものを、あらためて読み直し議論する、といういささか複雑でメタ的な性格を持っています。そして一方では、戯曲とは、上演とは何か?という問いがあり、他方では繰り返される戦争を、犠牲と報復という側面から扱っている。俳優の身振りが、声が、哄笑と慟哭が、それら戯曲の言葉を、劇空間に刻みこんでいきます。この複雑な空間に飲みこまれることこそが、本作を通して世界と向き合うことなのかもしれません。ゴールデンウィークの吉祥寺シアターへ、ぜひお越しください」とコメントした。

Dr. Holiday Laboratory「想像の犠牲」より。(撮影:マコトオカザキ)

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出演者には石川朝日、佐藤駿、田崎小春、油井文寧、ロビン・マナバットが名を連ねた。上演時間は約2時間10分。公演は5月5日まで行われる。

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Dr. Holiday Laboratory「想像の犠牲」

2025年5月3日(土・祝)~5日(月・祝)
東京都 吉祥寺シアター

作・演出:山本ジャスティン伊等
出演:石川朝日、佐藤駿、田崎小春、油井文寧、ロビン・マナバット

※学生チケットあり。

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justinkarera @ira_they

ステージナタリー様に開幕ニュースを公開いただきました!
ありがとうございます🔥 https://t.co/jK59wygW1C

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