木下順二や井上ひさしから古典の名作まで、「12月文楽公演」舞台写真が到着

3

56

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 11 15
  • 30 シェア

東京・江東区文化センターで上演されている「令和6年12月文楽公演」の舞台写真が到着した。

「令和6年12月文楽公演」第一部より、「瓜子姫とあまんじゃく」。(提供:国立劇場、撮影:二階堂健)

「令和6年12月文楽公演」第一部より、「瓜子姫とあまんじゃく」。(提供:国立劇場、撮影:二階堂健)

大きなサイズで見る(全19件)

「令和6年12月文楽公演」第一部より、「日高川入相花王」の「渡し場の段」。(提供:国立劇場、撮影:二階堂健)

「令和6年12月文楽公演」第一部より、「日高川入相花王」の「渡し場の段」。(提供:国立劇場、撮影:二階堂健)[拡大]

「令和6年12月文楽公演」第一部より、「金壺親父恋達引 ―モリエール『守銭奴』より―」。(提供:国立劇場、撮影:二階堂健)

「令和6年12月文楽公演」第一部より、「金壺親父恋達引 ―モリエール『守銭奴』より―」。(提供:国立劇場、撮影:二階堂健)[拡大]

本公演は三部制となる。第一部には、「日高川入相花王」より「渡し場の段」、「瓜子姫とあまんじゃく」「金壺親父恋達引 ―モリエール『守銭奴』より―」がラインナップされた。「日高川入相花王」より「渡し場の段」では、道成寺伝説を題材に、蛇になり日高川を渡る清姫の姿が描かれる。「瓜子姫とあまんじゃく」は、木下順二の戯曲をもとに、二代野澤喜左衛門の作曲で現代の口語浄瑠璃として立ち上げたもの。「金壺親父恋達引 ―モリエール『守銭奴』より―」は、井上ひさしがモリエールの戯曲「守銭奴」をベースに義太夫節として書き下ろした作品で、今回は井上の生誕90年記念を記念し、首都圏で初めて文楽として上演される。

「令和6年12月文楽公演」第二部より、「壇浦兜軍記」の「阿古屋琴責の段」。(提供:国立劇場、撮影:田口真佐美)

「令和6年12月文楽公演」第二部より、「壇浦兜軍記」の「阿古屋琴責の段」。(提供:国立劇場、撮影:田口真佐美)[拡大]

第二部には、一ノ谷の戦いを題材とした「一谷嫩軍記」より「熊谷桜の段」「熊谷陣屋の段」、平家の侍大将・悪七兵衛景清を巡る「壇浦兜軍記」より、その思い人である阿古屋が詮議される「阿古屋琴責の段」と、時代物の2作が並ぶ。そして第三部では、世話物「曾根崎心中」より「生玉社前の段」「天満屋の段」「天神森の段」が披露される。

「令和6年12月文楽公演」第三部より、「曾根崎心中」の「天満屋の段」。(提供:国立劇場、撮影:小川知子)

「令和6年12月文楽公演」第三部より、「曾根崎心中」の「天満屋の段」。(提供:国立劇場、撮影:小川知子)[拡大]

東京公演は12月13日まで。その後、17日から19日まで神奈川・神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホールで公演が行われる。

この記事の画像(全19件)

「令和6年12月文楽公演」

2024年12月4日(水)〜13日(金) ※公演終了
東京都 江東区文化センター

2024年12月17日(火)〜19日(木) ※公演終了
神奈川県 神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール

スタッフ

第一部「瓜子姫とあまんじゃく」

作:木下順二
作曲:二代野澤喜左衛門

第一部「金壺親父恋達引 ―モリエール『守銭奴』より―」

作:井上ひさし
作曲:野澤松之輔
作調:望月太明藏

第三部「曾根崎心中」

脚色・作曲:野澤松之輔

公演・舞台情報
全文を表示

読者の反応

  • 3

神津武男 @Izumonojyo

2024年12月『壇浦兜軍記』三段目口「琴責」
結局勘十郎はあこやの性根を掴み損ねているのだと思う。俎板帯に蝶を貼るとか弓に房をつけるとか、足す方向に進むが逆。
虚飾を離れ、修辞も弁解もない、無垢の演奏に重忠が哭くので、足していくのは方向性が違うんです。
#文楽 https://t.co/Akhq1iR7QJ

コメントを読む(3件)

関連記事

井上ひさしのほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 「令和6年12月文楽公演」 / 井上ひさし の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします