宝塚歌劇宙組「Le Grand Escalier」東京公演明日から、初日に向けて芹香斗亜「身の引き締まる思い」

宝塚歌劇宙組 特別公演「Le Grand Escalier －ル・グラン・エスカリエ－」の東京・宝塚劇場公演が、明日7月20日に開幕。それに先駆け、本日19日に通し舞台稽古が行われた。

「Le Grand Escalier －ル・グラン・エスカリエ－」は、齋藤吉正が作・演出を手がけるレビュー。宝塚110周年の歴史と先人たちの積み重ねが詰め込まれたショーとなる。宙組は、昨年9月に劇団員が急死した問題を受けて、公演が中止されていた。去る6月20日に兵庫・宝塚大劇場で幕を開けた本作が、再開の1作目となる。なお、本公演は“特別公演”と銘打ち、ショーのみの公演となる。

幕開きには、青・白・赤のトリコロールに覆われた大階段（ル・グラン・エスカリエ）の中心に、トップスター・芹香斗亜が登場。「モン・パリ／吾が巴里よ」を歌い上げ、続けて本公演のテーマソング「Le Grand Escalier」を出演者と共に披露した。作中では、過去の上演作「ダル・レークの恋」「BLUE・MOON・BLUE」「CONGA!!」「ゴールデン・デイズ」などから宝塚歌劇の楽曲が次々と歌い継がれ、芹香とトップ娘役・春乃さくら率いる宙組が多彩な歌やダンスを繰り広げた。

芹香は「明日の初日に向けて、身の引き締まる思いがしております。この公演は、宝塚歌劇の歴史と伝統を紡いでこられた方々への思いを込めた、宝塚ならではの華麗なレビュー作品となっております。大階段を用いた華やかなプロローグに始まり、皆様に親しまれてきた宝塚の名曲の数々が綴られていきます。誠心誠意、感謝の気持ちを込めて、舞台を務めてまいります。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします」とコメントした。上演時間は約1時間20分。公演は8月25日まで行われる。

※初出時、見出しに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。