天草四郎を描く、劇団身体ゲンゴロウ「ナマリの銅像」東京で幕開け

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劇団 身体ゲンゴロウ『ナマリの銅像』」が、去る3月27日に東京・Theater新宿スターフィールドで開幕した。

劇団 身体ゲンゴロウ 5周年公演「ナマリの銅像」より。(撮影:古池安由実)

劇団 身体ゲンゴロウ 5周年公演「ナマリの銅像」より。(撮影:古池安由実)

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劇団 身体ゲンゴロウ 5周年公演「ナマリの銅像」より。(撮影:古池安由実)

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劇団 身体ゲンゴロウは、東京藝術大学で出会ったメンバーを中心として2019年に結成された劇団。5周年公演となる今回は、2022年初演作「ナマリの銅像」を上演する。「ナマリの銅像」は、島原・天草一揆を下敷きに、平凡な少年・益田四郎(天草四郎)がカリスマとしてまつり上げられる様を描いた作品。共同原作を菅井啓汰と武田朋也、脚本・演出を菅井が手がける。

劇団 身体ゲンゴロウ 5周年公演「ナマリの銅像」より。(撮影:古池安由実)

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開幕に際し菅井は「17歳にしてカリスマとなった天草四郎を題材にしたいと企画は動き出しました。しかし一揆の史料を読むうちに、ただの奉公人の少年が思惑によって大将に祭り上げられたのだとわかりました。島原の乱それ自体はキリシタン一揆ではなく、神を信じて懸命に戦った民衆の悲劇というイメージは作られた物語に過ぎません。少年は、毎日何を考えて働き、友達と遊び、恋をして、17歳で神として死ぬという果てしなく眩い閃光のような青春を過ごしたのでしょう。彼や周りの友人がいかにして一揆に参加し、何に悩み、死が約束された中でどんな結末を選び取るのか丁寧にお届けできればと思っています。教科書の一文にはとても収まらない、彼らの青春譚をお楽しみください」とコメントした。

劇団 身体ゲンゴロウ 5周年公演「ナマリの銅像」より。(撮影:古池安由実)

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東京公演は3月31日まで。その後、4月20・21日に長崎・アトリエPentAでも上演される。

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劇団 身体ゲンゴロウ「ナマリの銅像」

2024年3月27日(水)~31日(日)
東京都 Theater新宿スターフィールド

2024年4月20日(土)・21日(日)
長崎県 アトリエPentA

スタッフ

共同原作:菅井啓汰 / 武田朋也
脚本・演出:菅井啓汰

出演

Aチーム / 長崎公演

初鹿野海雄 / 山崎紗羅 / 新治龍之介 / 四家祐志 / 小林かのん / 濱田創 / 廣田直己 / 越智愛

Bチーム

初鹿野海雄 / 近藤璃乙 / 山本嵐太 / 四家祐志 / 小林かのん / 濱田創 / 廣田直己 / 新治龍之介

※山崎紗羅の「崎」は立つ崎が正式表記。

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山﨑紗羅 @sa__ra__y

良写!📸今日はAチーム2ステ目がんばります〜
#劇団身体ゲンゴロウ
#ナマリの銅像 https://t.co/r3OjsHsBDO

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