第2回滋企画「OTHELLO」が1月31日から2月7日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。
本公演は、青年団の
公演に向け佐藤滋は「滋企画の、滋企画なりの、滋なりのオセローになるかと思います。ですがそれは、滋企画にしか、滋にしかできないオセローになる、とも言えます」と言い、ニシは「演出依頼受けて、オセローやろうよと直感で即答した。滋さんが強くて感じやすくて人望の厚い黒人将軍オセローを(顔を黒塗りにして)やるんだぜ。胸アツだろ?」と期待をあおった。上演時間は2時間を予定。
ニシサトシ コメント
佐藤滋とシェイクスピア、接点は何だろうかと考えた。ううむ。
沙翁(シェイクスピア)と演出家の自分との付き合いも長くなった。「四大悲劇」がそれなり分かるようなってきた。まとめる。
ハムレット=「やると決めたが、なかなかやらない」話
マクベス=「やると決めたので、さっさとやった」話
→結果どちらも主人公は死ぬ
リア王=「本当のことを言われたが信じなかった」話
オセロー=「ウソを言われて信じる(ゆえに妻を殺す)」話
→面倒な人でもピュアな人でも(察しの通り)結果死ぬ
とかくに人の世の住みにくさ、MAXだ。生きるって何。
滋とシェイクスピアだが、二人とも「シ」で始まることだけ思い当たった。ははあ。演出依頼受けて、オセローやろうよと直感で即答した。滋さんが強くて感じやすくて人望の厚い黒人将軍オセローを(顔を黒塗りにして)やるんだぜ。胸アツだろ?
佐藤滋 コメント
「オセローをやる、ということ」
滋企画の佐藤滋です。
第二回の滋企画は、シェイクスピア「オセロー」を、やります。
正直に告白します。
やると決めた時点で、恥ずかしながら僕は「オセロー」の上演を観たことも、読んだことすら、ありませんでした。
第二回目の滋企画は、演出家ニシサトシ氏(以下サトチャン)と一緒にやる。
まず最初に、そのことを僕は決めました。
そして、作品選びは全て、彼に委ねようと思いました。
「…何やりたい?」
「『オセロー』をやろう。」
即答でした。
これが、僕と「オセロー」の出会いです。
過去に海外で、そしてここ日本で、この『オセロー』という作品がどのように上演されてきたか。何も知らなかった僕は、サトチャンからこの作品について(そしてシェイクスピアについて)、たくさん教わりました。今も、勉強中です。
この作品は、「愛と嫉妬」の物語である。
そしてそれと同時に、「差別」の物語でもある、とサトチャンは言います。
そのことを無視はできないと。
古くから、この「オセロー」の上演では、オセロー役の俳優は顔を黒塗りしていたと聞きます(ここ日本でも、です)。
そのことを、僕らは考えています。
僕(佐藤滋)が、オセローをやる、ということ。
どうしてサトチャンは、「オセロー」を選んだのか。
僕に、僕らに、「オセロー」ができるのか。
顔を黒塗りにしたりせずに。
滋企画の、滋企画なりの、滋なりのオセローになるかと思います。
ですがそれは、滋企画にしか、滋にしかできないオセローになる、とも言えます。
サトチャンはあの時、新宿の喫茶店で、確かにそう言ってくれました。
オセローを、やります。
第2回滋企画「OTHELLO」
2024年1月31日(水)~2月7日(水)
東京都 こまばアゴラ劇場
作:
演出:ニシサトシ
出演:
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滋企画 @shigeru_kikaku
佐藤滋のコメントを公開しました!
開幕まであと3週間。
残席が少ない回も出てきました。
こまばアゴラ劇場にて、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
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