劇団 東宝現代劇75人の会による特別公演「菊田一夫没後50年 ドラマ・リーディングの会」が、12月21・22日に東京・深川江戸資料館 小劇場で上演される。
1957年、劇作家・菊田一夫は次代の現代劇俳優を育てるため、劇団 東宝現代劇を創設した。劇団 東宝現代劇75人の会は、その後、劇団 東宝現代劇の有志たちにより結成された団体だ。その劇団 東宝現代劇75人の会が、コロナ禍による活動休止を経て、約4年ぶりに活動を再開する。菊田の没後50年のタイミングとなる今回は、菊田の2つの戯曲「夜汽車の人」「毒薬」のリーディングを実施。「夜汽車の人」の演出を88歳の丸山博一、「毒薬」の演出を86歳の
丸山と横澤らは「本年(2023年)が菊田一夫没後満50年を迎え、菊田作品をもう一度世に送り出したく『特別公演』と題し、再出発しようという考えが75人の会で浮上致しました」と説明し、「発足当時75人居りました会員も大分少なくなりましたが、菊田作品の選りすぐりの2作品を、リーディングという形で発表し、長年応援してくださっているお客様、そして菊田作品を知らない世代のお客様にも、ぜひ楽しんで頂ける公演を一致団結して創ろうと、意気込み新たに公演に力を注いでおります」と思いを語った。
出演者には「夜汽車の人」に大石剛、下山田ひろの、松村朋子、鈴木雅、古川けい、
丸山博一・横澤祐一・劇団 東宝現代劇75人の会コメント
世界中で猛威を振るったコロナウィルス、劇場という空間での演劇公演も勿論大打撃を受け、当東宝現代劇の有志による“75人の会”も4年もの自粛期間を余儀なくされておりました。
その復活を助けてくださったのは、やはり劇団創始者である菊田一夫先生でした。本年(2023年)が菊田一夫没後満50年を迎え、菊田作品をもう一度世に送り出したく「特別公演」と題し、再出発しようという考えが75人の会で浮上致しました。発足当時75人居りました会員も大分少なくなりましたが、菊田作品の選りすぐりの2作品を、リーディングという形で発表し、長年応援してくださっているお客様、そして菊田作品を知らない世代のお客様にも、ぜひ楽しんで頂ける公演を一致団結して創ろうと、意気込み新たに公演に力を注いでおります。
どうぞ本年12月21日、22日、深川江戸資料館小劇場に再びお運びくださいます様、皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。
劇団 東宝現代劇75人の会 特別公演「菊田一夫没後50年 ドラマ・リーディングの会」
2023年12月21日(木)・22日(金)
東京都 深川江戸資料館 小劇場
「夜汽車の人」
演出:丸山博一
出演:大石剛、下山田ひろの、松村朋子、鈴木雅、古川けい、
「毒薬」
演出:
出演:高橋志麻子、高橋ひとみ、下山田ひろの、古川けい ほか劇団 東宝現代劇75人の会、劇団 東宝現代劇劇団員
藤井 修 @osamufujii
劇団 東宝現代劇75人の会、菊田一夫没後50年をきっかけに再始動(コメントあり) https://t.co/tELBeXrIj0
<10/20の記事。特別公演は12/21・22を予定。劇団員が丸山さんに連絡を取ろうとしたのは11月。丸山さんの御逝去は9/29――