ウンゲツィーファ「リビング・ダイニング・キッチン」開幕に本橋龍が感慨

ウンゲツィーファ「リビング・ダイニング・キッチン」が昨日9月14日に開幕した。

ウンゲツィーファは本橋龍を中心とする団体。今回は育児をしている夫婦を巡る物語を描く。夫婦のコミュニケーションの大半は、赤子を挟んだ三角関係になることが多いが、話もできない赤子はまだ“半分透明”な存在で……。

開幕に際し本橋は「出演者の3人と、3作の演劇を作ってきました。共通の言語を獲得し、この村でしか作れない風変わりな儀式のようにして今作を作ることができました。何か一区切りついた気がしてます。しばらくこのメンバーでの新作は作らないと思います。（再演はしたい！）どうか見届けてやって下さい！」とコメントした。

出演者には黒澤多生、豊島晴香、藤家矢麻刀が名を連ねた。17日12:00開演回は乳幼児を連れての観劇がしやすい“赤ちゃんシャウト回”となっている。公演は9月18日まで、東京・アトリエ春風舎にて行われる。

本橋龍コメント

ウンゲツィーファは様々な場所で20回ほど演劇公演を行ってきましたが、自主的な公演で小劇場を会場とするのは実は初めてです。ここにきて、最もらしい場所に辿り着いたわけです。そして僕自身もマンションの2LDK。僕とパートナーと娘。2匹のモルモット。なんとも平凡な生活になったものです。

もしかしたら、あの頃にいた場所にはもう戻れないかもしれない。でも、あの頃そこにいたって事実は今この瞬間にも存在しているはずなのです。

出演者の3人と、3作の演劇を作ってきました。共通の言語を獲得し、この村でしか作れない風変わりな儀式のようにして今作を作ることができました。何か一区切りついた気がしてます。しばらくこのメンバーでの新作は作らないと思います。（再演はしたい！）

どうか見届けてやって下さい！