エンニュイの豊岡演劇祭参加作品「くせ」長谷川優貴「肩の力を抜いて一緒にブチ上りましょう」

エンニュイperformance「くせ」が、9月22日から24日まで兵庫・友田酒造で上演される。

これは、「豊岡演劇祭2023」フリンジ部門のショーケース作品として行われるもの。脚本・演出を長谷川優貴が手がけ、クリエイションメンバーには市川フー、zzzpeaker、高畑陸、二田絢乃、そして浦田かもめ、中村理が名を連ねている。作中では、癖を巡る物語が展開。とあるリサイクル業者に、“他人と生きることができない”新入社員が入ってくる。さらに世間では、“人が増える”という事件が起きていて……。

上演に向け、長谷川は「自分は『なぜ』こんなに悩み、苦しみを抱えているのだろうか？ あの人は『なぜ』あのような行動をとるのだろううか？ この感覚は『フツウ』ではないのか？ こんな疑問を持って生きてきました。調べたら、自分はHSPという気質だと知りました。『フツウ』ではないと知れて楽になりました。自分も他者も、お互い『フツウ』ではないことを知るべきだと思います。なんとなく、ずっと生きづらいという人に観ていただきたいです。生きづらくて苦しんでる人を救うような大それたものではありませんが、『なんかよくわからんけど観てたらテンション上がった。今日1日くらいは楽しく過ごせるかも』程度に思っていただけたら幸いです。高尚なものではないので、気軽に何も考えずに目の前で起きることを、自分の直感で楽しんでほしいです。肩の力を抜いて一緒にブチ上りましょう。僕らも旅行気分で行きます」とコメントした。