“愛でたくなるような悲しみ”を、坂本企画「さよならの食卓」開幕

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坂本企画「さよならの食卓」が、昨日7月8日に開幕した。

坂本企画20「さよならの食卓」より。

坂本企画20「さよならの食卓」より。

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坂本企画20「さよならの食卓」より。

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坂本企画は“上質な不道徳”をテーマに掲げ、SFの要素を含む会話劇を創作している劇団。作・演出を坂本涼平が手がける本作では、願えば誰でも不老不死になれる未来の物語が描かれる。その世界では死が克服されつつあったが、ヒラサカミツは不老不死になるつもりはなかった。彼女はパートナーであるタチバナアサの愛情が、いつか冷めることを恐れていて……。

坂本企画20「さよならの食卓」より。

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開幕に際し坂本は、「絶望の底でするあがきや決断には人の心を打つ力があります。坂本企画は常に悲劇的な状況にキャラクターを置き、決断を強いてきました。それがたとえ不道徳な決断であっても、何かを犠牲にした決意は美しいと信じるからです。坂本企画の演劇はよく、『悲しいが美しい」と評されます。人は、例えばジェットコースターで『恐怖』を楽しむように、ネガティブな感覚にすら、楽しみを見いだします。ぜひとも『さよならの食卓』で、『愛でたくなるような悲しみ』を体験してください」とコメントした。

公演は7月11日まで大阪・in→dependent theatre 1stにて行われる。

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坂本企画20「さよならの食卓」

2022年7月8日(金)~11日(月)
大阪府 in→dependent theatre 1st

作・演出:坂本涼平
出演:江本真里子、小野村優、岡田怜奈、中野聰、荘司歩美

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読者の反応

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小野村優 / U @u210jpn

ステージナタリーさん!
ありがとうございます🥲✨

記事の中に、脚本・演出の坂本さんのコメントがあります。私が思う坂本企画の作品の魅力がまさにそれ…!

坂本さんは、現実をあくまでリアルに描きながら、それを美しさとして表現するプロだと思っています。
#坂本企画 #さよならの食卓 https://t.co/xetkHi4EQW

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