“日常と非日常の共存”描く、劇団papercraftの最新作「Momotaro」開幕

劇団papercraftの新作公演「Momotaro」が、本日6月9日に東京・BUoYで開幕した。

本作は、レストランカフェを舞台に、そこにアルバイトとしてやってきたある女性の物語が会話劇として描かれる。その女性は、鬼ヶ島で“オニ”との戦争を終えた元“Momotaro”で……。作・演出を手がけた海路は、開幕に際し「日常の中の、非日常。どんな毎日にだって、日常と非日常は共存していて、それに気づくか気づかないかだけの問題というか、何というか。これは、そんな瞬間を切り取った物語です。先行きの見えない現代社会との共通項である一方で、それはいつの時代にとっての共通項でもあるのではないかと、そう感じます。いつかの誰がしを、笑って頂けたら、幸いです。またそんないつかの誰がしとともに、置き去りにされて頂けたら、幸いです」とコメントした。

出演者には真下玲奈、劇団4ドル50セントの堀口紗奈が出演。加えて、牛嶋裕太、木下愛華、淺川眞來、CUCA、有原遣智、北澤友梨枝、兼行凜、諏訪珠理、佐々木修二、坪内悟が名を連ねた。公演は6月13日まで。