秀太郎は1941年9月13日生まれ、大阪府出身。十三代目片岡仁左衛門の次男。1946年に京都・南座「吉田屋」の禿役で初舞台を踏み、1956年に大阪・歌舞伎座「河内山」の浪路で二代目秀太郎を襲名した。1999年に第20回松尾芸能賞優秀賞、同年に大阪芸術賞、2002年に第21回京都府文化賞功労賞、2003年に第23回伝統文化ポーラ賞優秀賞、2014年に第49回大阪市市民表彰(文化功労)。2019年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、今年2021年には旭日小綬章を受けた。
近年では「菅原伝授手習鑑 道明寺」の菅丞相伯母覚寿、「盛綱陣屋」の微妙といった、時代物の老女の大役を演じた。最後の舞台出演は、昨年12月に南座で上演された「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」の経盛室藤の方。今年7月には、関西・歌舞伎を愛する会「七月大歌舞伎」に出演予定だった。
秀太郎の弟である当代の
薙野信喜 @nonchan_hg
片岡秀太郎が79歳で死去、仁左衛門・愛之助がコメント寄せる(コメントあり) https://t.co/Trs80ZhylO