かみ合わない2人の行く末は…近藤企画「更地の隣人」行方不明の伴侶探す男女の物語

青年団若手自主企画vol.85 近藤企画「更地の隣人」が3月31日から4月4日まで、東京・アトリエ春風舎で上演される。

本作は、ミズノオト・シアターカンパニーの平松れい子が作・演出を手がける近藤企画の公演。大規模な土砂崩れにより荒廃した未来の日本を舞台に、行方不明の夫を探す女とその隣に引っ越してきた行方不明の妻を探す男のやり取りが紡がれる。

平松は「狭く仄暗い、長屋のような空間での探り合いを、まるで延々と続いていく終わりのないコロニーのように描き、そこで繰り広げられる悲喜こもごもを書きたいと思いました」とコメント。また、近藤企画の近藤強は「俳優が作り上げるイメージの強さと物語の力が共存する作品に出来れば」と作品への思いを述べている。出演は近藤のほか、折笠富美子、青年団の根本江理と海津忠、伊藤昌子、石垣直。チケットは2月27日に発売される。