二十・三十代の俳優たちが立ち上げる、ハイバイ「投げられやすい石」開幕

ハイバイ「投げられやすい石」が、本日11月18日に開幕する。それに先駆けて昨日17日、ゲネプロが行われた。

岩井秀人が作・演出を手がける「投げられやすい石」は、2011年に初演された作品。作品では、美大生時代に天才と言われた佐藤と、その友人である凡人の山田を巡る“青春ラブストーリー”が展開する。岩男海史は、佐藤の自信に満ちた学生時代と自信喪失し空回りし続ける後半をビビッドに表現。山田役の山脇辰哉は、そんな佐藤に対する憧れと憐憫と怒りで徐々に内面をさらけ出していく。井上向日葵は、そんな2人の間で揺れ動きながら静かに傷ついていく美紀の内面を細やかに立ち上げ、店員役の町田悠宇は佐藤と山田を圧する存在の象徴として強い存在感を見せた。

公演は11月24日まで東京・東京芸術劇場 シアターイースト、28・29日に長野・サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター、12月5・6日に三重・三重県文化会館にて。なお11月22日18:00開演回にはアフタートークを実施。ゲストには加藤拓也、藤原季節、松本穂香が名を連ねている。