柿喰う客の女優9名が紡ぐ「夜盲症」開幕、七味まゆ味が自信「ひとつの到達点」

柿喰う客「夜盲症」が、昨日11月13日に東京のザ・スズナリで開幕した。

中屋敷法仁が作・演出を手がける本作は、柿喰う客の女優9名が出演する新作。今年5月に東京・小劇場B1で上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。劇中では、高天原乳業の女子ソフトボール部を軸とした“アンチ・ヒーロー・サスペンス”が展開。実業団リーグの絶対王者である彼女たちは、今夜も女子社員寮の地下食堂に集結し……。出演者には永田紗茅、福井夏、長尾友里花、齋藤明里、北村まりこ、原田理央、今井由希、淺場万矢、七味まゆ味が名を連ねた。

開幕に際し、七味からのコメントが到着。七味は、柿喰う客が「露出狂」「無差別」、そして女体シェイクスピアシリーズといった作品を通して“女優”の可能性を追求してきたことを挙げ、「『夜盲症』は、ひとつの到達点です。演劇ならではのトリック、そして劇団というチームによるグルーヴにこだわり尽くした『アンチヒーローサスペンス』。ぜひお楽しみください!!!」とメッセージを送っている。

上演時間は1時間となり、公演は11月22日まで。全回でアフタートークが開催され、19日19:30開演回には全配役をシャッフルして上演する“乱痴気公演”が行われる。なお19日15:00開演回、19:30開演回にはPIA LIVE STREAMでライブ配信を実施。アーカイブは30日23:59まで視聴可能となっている。

七味まゆ味コメント

新作「夜盲症」が開幕しました。この時を待ち焦がれていました。劇団女優9名、みんな元気です。私達にしか生み出せない特別な舞台だと感じています。柿喰う客は、その歴史の中で、常に「女優」の可能性を追求してきました。2010年初演の「露出狂」や2017年再演の「無差別」、全8作品にも及ぶ女体シェイクスピアシリーズなど、女優の魅力や破壊力を武器に創作し続けてきました。「夜盲症」は、ひとつの到達点です。演劇ならではのトリック、そして劇団というチームによるグルーヴにこだわり尽くした「アンチヒーローサスペンス」。ぜひお楽しみください!!!