音楽劇「モンテ・クリスト伯」本日開幕、凰稀かなめ「日々の疲れを忘れられる空間に」

本日8月18日に東京・明治座で音楽劇「『モンテ・クリスト伯』～黒き将軍とカトリーヌ～」が開幕する。開幕に向けて、凰稀かなめと渡辺大輔からコメントが届いた。

西田大輔が作・演出を手がける本作は、アレクサンドル・デュマ著「モンテ・クリスト伯」を題材にした復讐劇。凰稀は作家デュマが最初に愛した女性カトリーヌと、小説に出てくる主人公の婚約者メルセデスを演じる。凰稀は、「『絶対に観て頂きたい』という気持ちもありますが、このような大変な時期に、『ぜひ』ということも言えないのが悔しいです」と率直な思いを述べ、「感染対策をしてお待ちしておりますので、日々の疲れを少しでも忘れて頂ける空間を感じて頂けたら嬉しいです」とコメント。またモンテ・クリスト伯とフィスを演じる渡辺大輔は「しっかりと対策をし3密を避けソーシャルディスタンスを守りながら素敵な作品を皆様へお届けしたい」と意気込みを見せた。

音楽劇「『モンテ・クリスト伯』～黒き将軍とカトリーヌ～」は5月に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により延期となっていた。延期開催となった今回、当初は8月16日に初日を迎えるはずだったが、出演者に新型コロナウイルスの陽性反応が認められたため、18日に変更。キャスト・スタッフ39人がPCR検査を受け、全員が陰性だったことを発表している。また、これに伴いマクシミリアン役を松田昇大に代わり伊藤孝太郎が務めることになった。

出演者には凰稀と渡辺、伊藤のほかに、伊藤裕一、廣瀬智紀、村田洋二郎、富田麻帆、松浦雅、千田京平、十碧れいや、岩崎良祐、川崎麻世らが名を連ねている。公演は8月23日まで。

凰稀かなめコメント

今回は、色んなことでお稽古の中断があったり、マスク・フェイスシールドを付けて芝居稽古をしたりと普段とは違う状況下でした。満足出来るお稽古が出来なかったのですが、「幕が開く」「ここまで来れた!」という嬉しさが湧いてきております。お稽古を重ねる度に「絶対に観て頂きたい」という気持ちもありますが、このような大変な時期に、「ぜひ」ということも言えないのが悔しいです。感染対策をしてお待ちしておりますので、日々の疲れを少しでも忘れて頂ける空間を感じて頂けたら嬉しいです。

渡辺大輔コメント

まず、このような状況の中、幕を開けるためにご尽力下さった全ての皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです。

今回共演が叶わなくなってしまった素敵な役者の方々もいらっしゃいますが、また笑顔で再会、共演できる日を心から楽しみにしています。

そして観劇に来て下さる皆様、この度は有り難うございます。

自分達カンパニーも、しっかりと対策をし3密を避けソーシャルディスタンスを守りながら素敵な作品を皆様へお届けしたいと思っていますので、楽しんでご覧頂けたら幸いです。