米朝夫婦描く「なにわ夫婦八景」スタート、真琴つばさが役作りの苦労明かす
2020年2月2日 7:45 111
「『喜劇 なにわ夫婦八景』米朝・絹子とおもろい弟子たち」が、昨日2月1日に大阪・大阪松竹座で開幕した。
“桂米朝五年祭記念”と銘打って上演される本作は、桂米朝とその妻・絹子、そして米朝の弟子たちを描いた廓正子著「なにわ華がたり」をもとにした舞台。劇中では、米朝と絹子の出会いから、米朝が人間国宝に認定されるまでの半世紀が描かれる。米朝役を
初回公演終了後に行われた囲み取材には、真琴、筧、内、三林、ざこばが出席。真琴は「手も足も出ない状況から、皆様に助けていただいて、初日の幕がやっと上がりました。これからまた精進したいと思います」と思いを語る。真琴は続けて「特に母役である三林京子さんには大変お世話になりました。三林さんに育てていただきました」と感謝の言葉を口にすると、三林は「(真琴は)長年男役でやってきてはるから、どうしても感覚が男なんですよね。なので『あんたお父さんやねん。お母さんになりなさい』と声をかけました」とエピソードを明かした。
筧は「大阪で米朝さんの役をやるというと、いろいろと求められるとは思いますが、そういうことは一切引き受けないでやろうかなって。僕が米朝をやるというより、お客さんに自分の人生と重ね合わせながら、想像していただけたらいいなと」と役作りについて述べる。そして内は、真琴演じる絹子との接し方を意識しながら演じたと話しつつ、関西弁のセリフについて「僕はもともと大阪出身なので、関西弁のセリフに関しては苦労はなかった。でも、昔の関西弁と今の関西弁ではニュアンスが違うところがあるので、そこは意識しました」と語った。公演は2月16日まで。