“校長”は議論で決まるのか？渡辺源四郎商店が近未来の中学校を描く

渡辺源四郎商店が「召命」を、6月23日、30日に青森・渡辺源四郎商店しんまち本店 2階稽古場で上演する。

2000年に初演された「召命」は、渡辺源四郎商店の畑澤聖悟が、教職員の互選により“校長”が決定される近未来の日本を描いた作品。青森県のある公立中学校の校長室に、抽選で選出された8人の校長候補が集められた。亡くなった前校長のあとを誰が継ぐべきか、議論は盛り上がり……。

出演者には渡辺源四郎商店メンバーのほか、劇団東演の東さわ子と公募で選ばれたキャストらが名を連ね、23日には劇団 短距離男道ミサイルの本田椋、30日には渡辺源四郎商店の佐藤宏之が同役をWキャストで演じる。なお30日15:00開演回の終演後に、畑澤と弘前大学教育学部教授・宮崎充治によるポストパフォーマンストークが開催される。司会は工藤千夏が担当。

また6月28日18:00にはシンポジウム「演劇が地域にできること、地域で演劇をつくること」が行われ、畑澤が登壇する。会場は青森・弘前大学教育学部202教室で、参加は無料となっている。