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最後のサテライト校が飯舘村に帰る日を仮想する「いつか、その日に、」

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「-サテライト仮想劇- いつか、その日に、」が、2月11・12日に東京・アトリエ春風舎で上演される。

福島第一原子力発電所事故により避難区域に指定された学校が、一時的に授業を行う仮設校舎・サテライト校。このサテライト校の最後の1校となった福島県立相馬農業高等学校飯舘校の演劇部による本作は、母校がもとあった場所、飯舘村に帰る日を“仮想”した物語だ。

反発するハルカ、 淡々と従うサトル、アルトリコーダーを吹き続けるユキ、そんな3人を見守るイクミ先生。翌々日に迫る校舎の閉鎖を前に、それぞれの思いは交錯し……。なお相馬農業高等学校飯舘校演劇部は、本作で第63回全国高等学校演劇大会(宮城大会)にて優良賞、および舞台美術賞を受賞した。

制作協力に名を連ねる趣向のオノマリコは、「これは準備された仮想の劇です。子どもたちが、身体いっぱいの怒りや喜びを自分たちが持っていると知るために。また生まれたことに少しだけ立ち向かうために」「羽化の時期を仮想劇とすごした高校三年生たちの東京公演。多くの方に見ていただきたい演劇です」とコメントを寄せている。上演時間は約60分。各回でアフタートークが開催される。

オノマリコ コメント

これは準備された仮想の劇です。
子どもたちが、身体いっぱいの怒りや喜びを自分たちが持っていると知るために。また生まれたことに少しだけ立ち向かうために。現実はきっと仮想劇よりしみったれていて、かっこいいことなんて一つもないし、なんでこんなもん背負わなきゃいけないんだとやってられない気持ちになるんでしょうけど。
羽化の時期を仮想劇とすごした高校三年生たちの東京公演。
多くの方に見ていただきたい演劇です。

福島県立相馬農業高等学校飯舘校演劇部「-サテライト仮想劇-いつか、その日に、」

2018年2月11日(日・祝)・12日(月・振休)
東京都 アトリエ春風舎

作:矢野青史
演出:西田直人
出演:菅野千那、高橋夏海(「高」ははしごだかが正式表記)、菅野優歩、後藤滝翔

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