柿喰う客の“茶番チャンバラ劇”「俺を縛れ！」再び、客演に宮下雄也ら4人

柿喰う客「俺を縛れ！」が、2018年1月24日から2月4日まで東京・本多劇場で上演される。

2008年に初演された「俺を縛れ！」は、忠義に篤い地方の大名や個性豊かな登場人物たち、そして影の主人公が織りなす“茶番チャンバラ劇”。宮下雄也、平田裕一郎、神永圭佑、清水優の4人を客演に迎えた再演版では、大名を永島敬三、影の主人公を牧田哲也が演じる。

上演にあたって永島は「お客様には『エンターテイメント』として、新年から楽しんでもらえるような作品になると思いますので、どうぞ、ごくごくお気軽な気持ちでご観劇に来て頂ければと思います！」と見どころを明かし、牧田は「『柿喰う客だからこその牧田哲也』という、新しい僕みたいなものを、今回見つけたいし、作りたいと思っていて、皆様にもそんな『新しい牧田』を観に来て欲しいです」と意気込みを語った。チケットの一般前売りは12月17日10:00にスタート。

永島敬三コメント

この何年か上演した柿の新作の「重たい」「暗い」という印象とは異なり、何も考えずに笑いながら観て貰えるお芝居になるのか？ それともちょっと「大人な中屋敷さん」の違ったテーマがちょっと入ってきたりとかするのか？という部分も自分は楽しみにしつつ、お客様には「エンターテイメント」として、新年から楽しんでもらえるような作品になると思いますので、どうぞ、ごくごくお気軽な気持ちでご観劇に来て頂ければと思います！

牧田哲也コメント

僕が「柿喰う客」に入って2年経ち、今回2回目の本多劇場での本公演になりますが、今回は「柿喰う客」作品の再演になるので、死ぬ気でついていくぞ！という気合いを込めています。
そして「柿喰う客だからこその牧田哲也」という、新しい僕みたいなものを、今回見つけたいし、作りたいと思っていて、皆様にもそんな「新しい牧田」を観に来て欲しいです。
最近の本公演は、劇団員のみの出演でしたが、今回は、宮下さん、平田さん、神永さん、清水さんといった方々にも出演いただくことで、また違う色が出る本公演になるのではないかと期待しています。そういった部分も是非観に来て頂きたいですね。

宮下雄也コメント

中屋敷さんの世界観とか考え方・発想たちが“好き”という言葉では収まらないくらい、中屋敷さんの好きなものや価値観に興味があるのですが、「柿喰う客」の劇団の公演に出演するという事は、中屋敷さんの脳内に入るという事でもあり、彼の一番信頼している俳優さんたちと共演する事も出来る事が幸せです！
自分が“柿”の公演を観劇する時に毎回思うのは、すごく面白くて、細胞とか血液が一気に激しく流れていく感じがあって、この説明は観た人にしか体験出来ないものですよね。
なので、今回の「俺を縛れ！」も、僕のこの言葉を信じて頂けるのであれば、どんな事を犠牲にしてでも観る価値があると思いますので、是非お楽しみください！

平田裕一郎コメント

「柿喰う客」には好きな俳優さんが沢山いるので、本公演に出演させて頂けるというのがとても光栄で、さらにはそれが2018年新年一発目の舞台というものあり「2018年やるぞ！」という意気込みになっています。
自分が2018年にデビュー10周年になるのですが、10年越しに再演される「俺を縛れ！」に、デビューの時に一緒の舞台に立った牧田哲也と10年越しの共演をする事になり、そして2018年の年始で……と、とにかくおめでたいですし、嬉しいです！
「柿喰う客」の皆さんの中に、劇団メンバーではない僕達が入って行く事での化学反応を起して、今までにない「柿喰う客」の舞台にしていきます！

神永圭佑コメント

中屋敷さんと「ストレートの舞台をご一緒したい！」とずっと思っていたのですが、まさか「柿喰う客」の本公演に呼んでいただけるとは思ってもみなかったので、驚いている気持ちと、嬉しい気持ちとの半々です。
劇団の本公演に参加ということで、不安な気持ちもありますが、中屋敷さんをはじめ、以前ご一緒した方がいるのは心強いですし、今回初めてご一緒する方からも、何かを盗んで、それを生かして、自分も皆さんに負けないように頑張りますので、是非観に来てください！

清水優コメント

今回「柿喰う客」に参加させて頂きます。
「いやぁー怖い!!」「楽しみ!!」この言葉が、自分の体の中に、ちょうど、ビックリするくらい、ちょうど！ 50％50％存在しています。なぜなら「柿喰う客」には自分が今まで経験したことのないお芝居がたくさんあるからです。今から、中屋敷ワールドに入る自分が楽しみであり、恐怖でもある。それが今の率直な気持ちです。しかし、中屋敷ワールドに入る覚悟はもうできています！ 必ず良いものを皆さんにお観せできるように汗水たくさんかいて、ぶっ倒れるまで稽古します。なので、是非、劇場に観に来てください。よろしくお願い致します。