「露出狂」WSで中屋敷がキャスティングに自信「若くて可能性ある人ばかり」

中屋敷法仁が作・演出を手がける「露出狂」の公開ワークショップが、本日8月29日に都内にて開催され、中屋敷、出演者の市川知宏、陳内将、小沢道成、永島敬三が代表挨拶を行った。

中屋敷率いる柿喰う客が2010年に初演した本作は、チームワークを維持するための“鋼の掟”が存在するという新興強豪校・高天ヶ原高校のサッカー部を軸に、部活という閉塞的社会で起こる男同士のプライドを賭けた泥試合を描いた物語。このたびの上演版では、32名のキャストが、“チーム露（あらわ）”、“チーム出（いずる）”、U-23の俳優だけで構成された“チーム狂（くるう）”の3チームに分かれ、それぞれ異なった配役で公演を行う。

公開ワークショップに先がけた代表挨拶で中屋敷は、「世の中にはいろんなイケメン俳優とかおもしろい俳優さんがたくさんいますが、この32人ほどバラエティ豊かな若手俳優たちはいないと思っています。中でもU-23の“チーム狂”は舞台経験のない人までいる、若くて可能性のある人ばかり」と自信を見せ、「3つのチームに分かれて、いろんな俳優さんにキャラクターを演じてもらうのは、僕自身もお客様に負けないくらい楽しみです」と笑顔で語った。

陳内は、本作の題材にもなっているサッカーになぞらえ、「『露出狂』に出てくるのはセンシティブな選手（キャラクター）が多いので、作・演出の中屋敷さんにはゴールキーパーになってもらって、僕は稽古でもどんどん攻めて、闘っていきたいと思います」とコメント。さらに市川は、「以前出演した舞台で『倒れるなら後ろにではなく、前に倒れろ』と言われた言葉が今もとても心に残っているので、今回も前のめりに演技する気持ちを忘れないよう頑張りたい」と熱弁した。

柿喰う客劇団員の永島は、「『露出狂』にはいろんなキャラクターが登場しますが、これまでいろんな俳優さんが演じてきました。今回はこの企画だけで一つのキャラクターを3人の役者が演じるので、ご期待ください！」と見どころを挙げ、小沢は、「32人の俳優と中屋敷さんで、ここでしか観ることができない演劇を創りたいと思っています。楽しみに待っていてください」と観客にメッセージを送った。公演は、東京・Zeppブルーシアター六本木にて9月30日から10月10日まで。

中屋敷法仁コメント

世の中にはいろんなイケメン俳優とかおもしろい俳優さんがたくさんいますが、この32人ほどバラエティ豊かな若手俳優たちはいないと思っています。中でもU-23の“チーム狂”は舞台経験のない人までいる、若くて可能性のある人ばかり。この作品の新たな側面を、今回の皆さんから見せてほしいと思っています。3つのチームに分かれて、いろんな俳優さんにキャラクターを演じてもらうのは、僕自身もお客様に負けないくらい楽しみです。　舞台「露出狂」お見逃しなく!!

市川知宏コメント

「露出狂」は、これまでにも上演されたことのある作品ですが、これまでと同じではなく、どのチームもそれぞれに個性が出るようにしたいと思います。以前出演した舞台で「倒れるなら後ろにではなく、前に倒れろ」と言われた言葉が今もとても心に残っているので、今回も前のめりに演技する気持ちを忘れないよう頑張りたいと思っています。

陳内将コメント

「露出狂」に出てくるのはセンシティブな選手（キャラクター）が多いので、作・演出の中屋敷さんにはゴールキーパーになってもらって、僕は稽古でもどんどん攻めて、闘っていきたいと思います。これから自分が演じる役は、これまで他の俳優さんや女優さんが演じられているので、マネではなく自分たちの「露出狂」を創っていきたいです。

小沢道成コメント

32人の俳優と中屋敷さんで、ここでしか観ることができない演劇を創りたいと思っています。楽しみに待っていてください。

永島敬三コメント

「露出狂」にはいろんなキャラクターが登場しますが、これまでいろんな俳優さんが演じてきました。今回はこの企画だけで一つのキャラクターを3人の役者が演じるので、ご期待ください！