阿部サダヲや岡田将生が出演、松尾スズキのコクーン新作は社会派BL道中譚

松尾スズキの新作「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」が、7月に東京・Bunkamura シアターコクーン、8月に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演されることが、本日3月17日に発表された。

松尾がシアターコクーンで新作を手がけるのは、2008年上演の「女教師は二度抱かれた」以来8年ぶり。“社会派ボーイズラブ道中譚（ロードムービー）”と銘打たれた本作の舞台は、非合法の男性売春が横行していると噂の、とある国だ。その実態を調査するため、現地潜入したベストセラー作家の永野は、“ゴーゴーボーイ”と呼ばれる美しき少年ダンサーのトーイと出会い、魅了されていく。一方、永野の妻で元女優のミツコは、夫が行方不明になった悲劇のヒロインとして現地に向かうことになり……。

ベストセラー作家の永野役を阿部サダヲ、トーイとミツコの愛人オカザキの2役を岡田将生、ミツコ役を寺島しのぶが演じるほか、永野の先輩ジャーナリスト・八木役で吹越満が出演。さらに大人計画の皆川猿時や池津祥子、ハイバイの岩井秀人、若手の阿部翔平など、バラエティに富んだ顔ぶれとなっている。

また出演もする伊藤ヨタロウが音楽を手がけ、女性邦楽ユニット綾音とコラボレーションするのも楽しみなところ。東京公演のチケットは、5月15日に発売される。