RHYMESTER、30年総括する47都道府県ツアー完走!特別な曲も披露した埼玉ファイナル

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RHYMESTERが1月11日に埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3でライブツアー「KING OF STAGE VOL.14 47都道府県TOUR 2019」最終公演を行った。

RHYMESTER(撮影:cherry chill will)

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RHYMESTER「KING OF STAGE VOL.14 47都道府県TOUR 2019」埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心公演の様子。(撮影:cherry chill will)

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RHYMESTER「KING OF STAGE VOL.14 47都道府県TOUR 2019」埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心公演の様子。(撮影:cherry chill will)

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このツアーはRHYMESTERが結成30周年を記念して昨年3月にスタートさせたもの。埼玉公演は昨年4月末に行われるはずだったが、宇多丸が大腸憩室症を患って入院したため中止となり、ツアーファイナルとして日を改めて開催されることになった。DJ JINの呼び込みからMummy-Dと共にステージに現れた宇多丸は、埼玉のファンを待たせたことを詫びつつ、「これで終わりなんですよ、皆さん! 終わりってことは今日が最高じゃないと困るんですよ! 今日トップ中のトップ出せる準備できてますか!?」といきなりフロアを煽りまくる。この日を待ちわびた観客が割れんばかりの歓声で応えると、3人は初期の代表曲「耳ヲ貸スベキ」「B-BOYイズム」で大合唱を巻き起こし、続けてメジャーデビュー曲「ウワサの真相」を披露。解説を交えながら30年の歴史を順にたどる“RHYMESTERミュージアム“形式でライブを進行していく。

左からMummy-D、宇多丸。(撮影:cherry chill will)

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1989年のグループ結成から2001年のメジャーデビューまでを駆け足で振り返った3人は、続くブロックでクレイジーケンバンドの楽曲をカバーした「肉体関係 Part2」やWack Wack Rhythm Bandとの交流から生まれたクラブアンセム「Wack Wack Rhythm Island」を披露。ヒップホップシーンの枠にとどまらないグループのスタイルが生まれた2002年~2003年のパーティチューンで観客の気分を盛り上げていく。さらにグループが苦難を抱えていた時代の代表曲「ザ・グレート・アマチュアリズム」「HEAT ISLAND」をエネルギッシュにパフォーマンスした3人は、今回のツアーでは初披露となる下ネタ満載の「BEDZONE」を披露。宇多丸は「こんなふざけた曲を作っていたから(2007年から)2年間活動休止した」と語って笑いを起こしつつ、「どんな空気からでも俺たちのスキルがあればいろんな曲がやれる! 人は何度でもやり直せるってことを証明した歌だ!」と熱弁して活動休止後初シングル曲「ONCE AGAIN」につなげてみせた。

左からMummy-D、宇多丸。(撮影:cherry chill will)

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RHYMESTER(撮影:cherry chill will)

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宇多丸が「活動休止後に大きくなって戻ってくるグループ、ほかにいるだろうか!?」と問いかけ、観客が「いや、いない!」と答える“反語コールアンドレスポンス“や、DJ JINが世界初と語る“顔コールアンドレスポンス“が行われたあと、3人は「POP LIFE」や「It's A New Day」といった活動休止後を象徴するナンバーを披露。活動休止後のRHYMESTERには外部プロデューサーを迎えて表現を高める方向に意識を変えたことや楽曲のメッセージ性を強めるという変化があったといい、宇多丸は「The Choice Is Yours」のメッセージが歌うたびに異なるニュアンスを帯びることを感慨深げに語った。ライブ終盤、47都道府県の旅を振り返るナンバーとしてMummy-Dがリクエストした「グラキャビ」や、変わり続ける意志を示した「Still Changing」を披露した3人は、2017年発売の最新アルバム「ダンサブル」収録のアッパーチューン「Back & Forth」「Future Is Born」を連発。会場が熱気で満たされる中、昨年1月にリリースした「待ってろ今から本気出す」でフロアの盛り上がりを最高潮に導いた。

ダルマに目を入れるDJ JIN。(撮影:cherry chill will)

ダルマに目を入れるDJ JIN。(撮影:cherry chill will)[拡大]

RHYMESTER「KING OF STAGE VOL.14 47都道府県TOUR 2019」埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心公演の様子。(撮影:cherry chill will)

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RHYMESTERの退場後、「RHYMESTER!」「ナンバーワン!」というコールアンドレスポンスがフロアで自然発生。これに応える形でステージに再登場した3人は、岡村靖幸とコラボした最新曲「マクガフィン」を披露し、岡村のパートは観客と共に合唱することで場内に一体感を作り上げる。3人は各地でライブを行うたびにステッカーを貼ってきた日本地図に最後のステッカーを貼り、群馬でプレゼントされたダルマに目を入れてツアーの完走を祝うと、ラストナンバーとして「働くおじさん」を披露。このツアーでは一度も披露していない楽曲ということで宇多丸とMummy-Dは不安げな様子だったが、「オレたちはやった! やった、やったんだ!」と力強く歌い上げ、最後はDJ JINによる恒例の一本締めで47都道府県ツアーに幕を下ろした。

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RHYMESTER「KING OF STAGE VOL.14 47都道府県TOUR 2019」
2019年1月11日 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3 セットリスト

01. 耳ヲ貸スベキ
02. B-BOYイズム
03. ウワサの真相
04. 肉体関係 Part2
05. Wack Wack Rhythm Island
06. ザ・グレート・アマチュアリズム
07. HEAT ISLAND
08. BEDZONE
09. オイ!
10. ONCE AGAIN
11. POP LIFE
12. It's A New Day
13. The Choice Is Yours
14. グラキャビ
15. Still Changing
16. Back & Forth
17. Future Is Born
18. 待ってろ今から本気出す
<アンコール>
19. マクガフィン
20. 働くおじさん

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