このライブは5月からスタートした全国ツアー「『THERE'S NO TURNING BACK』TOUR 2010」の、前半戦のファイナル公演として行われたもの。各公演にゲストを迎えて行われた同ツアー前半戦だったが、この下北沢SHELTER公演はTHE BAWDIESのワンマンライブとして行われ、会場にはレアなチケットを手にすることができたラッキーなファンが集まった。
ぎゅうぎゅうに詰まったフロアを前に、いよいよTHE BAWDIESの4人が登場。ROY(Vo,B)が「ホットドッグを召し上がれ!」と叫ぶと、ライブは最新シングル「HOT DOG」から勢いよくスタートした。オープニングにもかかわらず、観客は早くもクライマックスのような盛り上がり。そのままバンドは最新アルバム「THERE'S NO TURNING BACK」からのナンバーを中心に、熱いパフォーマンスを繰り広げた。
ライブ中盤で早くも、THE BAWDIESのメンバーも観客も汗だくの状態に。JIM(G)やTAXMAN(G,Vo)は観客の手が届く位置まで前に乗り出してギターを弾き、フロアの熱気をより高めていった。
MCではROYが、下北沢SHELTERについての思い出話を紹介。初めてこの会場でライブをした際に現在のマネージャーと出会ったことや、あるオリンピックイヤーのハロウィンイベントでメンバー全員がオリンピックにちなんだ仮装でライブを行ったエピソードなどを明かした。
約2カ月にわたる対バンツアーを経て、より強靱なものへと成長したTHE BAWDIESのバンドアンサンブル。ニューアルバムの楽曲の一部はすでにレコーディング時から比べものにならないほどに独自の変化を遂げ、“ライブバンドTHE BAWDIES”としての個性や強みを改めて感じさせた。
ライブ終盤は「EMOTION POTION」「I BEG YOU」といった人気曲が続々と披露され、大興奮のうちに終了。しかし、これだけでは満足できないとばかりに観客は手拍子でアンコールを求める。数分するとまずMARCY(Dr)がステージに登場し、ツアー前半戦を終えた現在の心境とファンへの感謝の気持ちを口にした。その後、汗でビショビショのシャツのままでステージに戻ってきたメンバーたちは、ニューアルバムから「GOOD MORNING」をしっとりと演奏。そして最後は、ROYの「みんな、腰を振り足りないんじゃないですか?」という呼びかけに続いて「SHAKE YOUR HIPS」がスタート。熱気であふれ返ったフロアが最高潮に達したところで、90分にわたる白熱のダンスパーティは幕を閉じた。
THE BAWDIESはこの後、全14本にもおよぶ野外フェスを経て、9月より全国ツアー後半戦に突入。10月11日の東京・SHIBUYA-AXまで、全13本のワンマンライブを行う。
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音楽ナタリー @natalie_mu
THE BAWDIES、熱気あふれるSHELTERでワンマンライブ http://natalie.mu/music/news/34516