新生LinQ、11人で全国47公演ツアー完遂「私たちに付いてきてください」

LinQが12月17日に福岡・天神ベストホールにて全国ツアー「ロード・オブ・ザ・リンク～LinQ第2章 虹の架け橋～」のファイナル公演を行った。

「ロード・オブ・ザ・リンク～LinQ第2章 虹の架け橋～」は「LinQ 解体・再開発プロジェクト」を経て8月に発足した新生LinQが、9月にスタートさせた東名阪と九州を回る全47公演のツアー。最終公演でLinQは会場に詰めかけた多くのファンの期待に応えるように「シアワセのエナジー」「HANABI!!」といったアッパーチューンを届けたあと、新曲「失恋フォトグラフ」を披露した。続けて「White Drops」「マイ・フェイバリット・ソング」などのじっくりと聴かせる曲を歌唱した彼女たちは、ライブ終盤に「もっともっといつかきっと」「ハレハレ☆パレード」「V to ROAD」をパフォーマンスし、会場をひとつにした。

昨年12月に発表された「LinQ 解体・再開発プロジェクト」やリーダーの天野なつの怪我などさまざまな困難に見舞われる中、今年5月に福岡・福岡市民会館公演と東京・中野サンプラザホール公演を成功させたLinQ。彼女たちは新メンバーに安藤千紗を迎え、8月より「IQプロジェクト」のうちの1グループとして活動をスタートさせた。そんな激動の1年間を吉川千愛は「ツアーだけでなくこの1年は本当に早かったなあと思います。こうやって3カ月という短期間で、全国で47もの公演ができるという環境にいられることがとてもうれしくて。本当にいつも応援してくださっている皆さんのおかげだなと心の底から思います」とMCで振り返り、ファンへ感謝の気持ちを伝えた。

アンコールでは、メンバーが新生LinQになってから導入された11色のメンバーカラーのTシャツに身を包んで登場。「フクオカ好いとぉ」「祭りの夜～君を好きになった日～」をパフォーマンスした。MYUは「47回公演ってすごいことだなって。ファンの皆さんが付いてきてくださったのと、最高のメンバーと一緒にこのステージに立てて、本当に私は幸せだと思います」と感無量な面持ちでツアーの感想を述べ、ライブ前の円陣でメンバーの顔を見て感極まったという新木さくらは「たった3カ月の間、この11人で47公演を回りきったことが自分の中でうれしくて。ファンの方だけでなくこの11人がいたから苦しいことも一緒に乗り越えられたなと思って。だからこの11人でファンの皆さんともっといろんな景色を一緒に見たいと思います。私たちに付いてきてください！」とコメント。さらに新木はメンバーを見て「来年1月に出る新生LinQ初の新曲をたくさんの方に聴いてもらうために、11人で広めていこう！」と呼びかけた。

その後ファンからのダブルアンコールを受けて再びステージに登場したメンバーは、ファンからのリクエストに応え「for you」を熱唱。約90分間におよぶライブで「ロード・オブ・ザ・リンク～LinQ第2章 虹の架け橋～」の幕を閉じた。なおLinQは1月31日に新体制初のシングル「ああ情熱のバンバラヤー / 失恋フォトグラフ」をリリースする。