斉藤和義、中秋の名月のもと「月が昇れば」ツアースタート

斉藤和義の全国ツアー「ライブツアー2009>>2010 "月が昇れば"」が、10月3日に戸田市文化会館からスタートした。

9月にリリースされた約2年ぶりのニューアルバム「月が昇れば」を携えて、半年がかりで行われるこのツアー。初日となったこの日の公演には、性別・世代を問わず多くのファンが駆けつけた。

ライブはアルバム「月が昇れば」からの楽曲を中心に展開。ところどころにライブの定番曲やひさしぶりに演奏される懐かしいナンバーも用意され、1曲1曲と披露されるたびに客席からは大きな歓声が挙がった。

斉藤はMCで「毎年ツアーやってるけど、年々曲が増えてるから選曲がだんだんと難しくなってるんだよね（笑）。200曲くらいあるけど、全曲やるライブとか……」と話すと、会場中に大きな拍手が鳴り響いた。すると斉藤は、「いやいや、そんなライブはやりたくないっていう話ですよ」と言って苦笑いした。

ライブ終盤では、彼らしい濃厚なロックンロールナンバーを連発。2度にわたるアンコールを含め、2時間半もの熱いパフォーマンスが繰り広げられた。

今後ツアーは来春まで全国各地で開催予定。多重録音から生まれた新曲が、気心知れたバンドメンバーとのアンサンブルによってツアーでどのように進化していくのか、今から楽しみにしておこう。