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X JAPAN、“飛ばし過ぎ”なライブで横アリ4DAYS折り返し

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X JAPANのライブの様子。(写真提供:Japan Music Agency)

X JAPANのライブの様子。(写真提供:Japan Music Agency)

現在全国ツアー「X JAPAN JAPAN TOUR」を実施中のX JAPANが、昨日12月2日に横浜アリーナ4DAYSライブの2日目公演を行った。

「X JAPAN JAPAN TOUR」は先日11月28日に宮城・石巻 BLUE RESISTANCEでのチャリティ公演でスタートした、X JAPANにとって約20年ぶりとなる国内ツアー。12月1日から4日までの横浜アリーナ公演はバンド史上初となる4日間連続ライブとなっており、毎回異なるセットリストが用意されている。

開演予定時間を30分ほど過ぎた頃に場内が暗転。観客の持つ赤いペンライトによって会場が美しく彩られる。オープニングSEとしてYOSHIKI作曲の「Miracle」が流れ、スクリーンにこれまでのワールドツアーの映像が投影される中、YOSHIKI(Dr, Piano)が登場。ドラムイスの上に立ってXポーズを見せたあと、祈りを捧げるように両手を顔の前で組む。そしてイスに座るタイミングで、Toshl(Vo)、PATA(G)、HEATH(B)、SUGIZO(G, Violin)が暗がりのステージで定位置に付いた。

彼らは「JADE」から演奏をスタート。ステージ前方で火柱やCO2が噴出されたほか、レーザー光線が場内を飛び交うなど、迫力ある演出が彼らのパフォーマンスを鮮やかに彩った。バンドは続けて初期ナンバー「WEEK END」や、X JAPAN再結成後の初音源となった「I.V.」と新旧織り交ぜたセットリストを展開。SUGIZOはHIDE(G)が使用していたギターの柄でもモチーフとされた薔薇とドクロのグラフィック入りのESP製ギター・ECLIPSEを使用してアバンギャルドなギターサウンドを聴かせ、PATAはギターを弾きながら大きく足を蹴り上げるなど楽曲の要所要所でダイナミックなパフォーマンスを見せる。またToshlは靴の側面にLEDライトが埋め込まれた光る靴を履いており、YOSHIKIが「その靴、すごい光ってるよ。俺もほしい」とツッコミを入れてファンの笑いを誘った。

YOSHIKIは「1997年の解散ライブで最後にやった曲をやります」と話して「THE LAST SONG」を披露することをファンに伝える。そして時を経て2015年にファンの前で演奏するとは当時、想像もできていなかったことを回想し、「奇跡って起こるものですね、そんな奇跡の瞬間をみんなで思いっきり楽しもうか」と同曲をToshlとともにショートバージョンで届けた。同曲は1997年の解散ライブのラストナンバーであるとともに、2008年3月に行った再結成ライブの1曲目というバンドにとって節目の楽曲であることもあり、会場内には感極まったファンがすすり泣く姿もあった。

ライブ中盤にはPATAとHEATHによるソロコーナーが展開された。11月4日が誕生日のPATAは「Happy Birthday to You」を織り交ぜた速弾きを奏で、HEATHはパーカッシブなプレイを披露。またHEATHは観客からペンライトを受け取るとそれを使ったボトルネック奏法を即興で聴かせるなどしてファンの視線を釘付けにした。その後Toshl、PATA、HEATHの3人がHIDE作曲によるインダストリアルナンバー「DRAIN」を演奏。その後SUGIZOがバイオリンを構えて登場し、宇宙を思わせるスクリーンの映像をバックに艶っぽいサウンドを奏でた。バイオリン即興の最後に「Longing」のメロディを残してSUGIZOがステージを去ったあと、Toshlはアコースティックギターを抱えて「Longing」を弾き語り。歌唱中に感極まって声を詰まらせる部分もあり、歌い終えたあとには「世界一のファンを持てて、本当に幸せです。ありがとう」と述べた。

しばらくしてYOSHIKIが観客の入場通路から大量の薔薇を持って登場。薔薇を客席に放ってからステージへと戻り、ピアノとドラムのソロを披露したあと、バンドで「Forever Love」を届けた。ライブ終盤にバンドは「紅」「BORN TO BE FREE」というX JAPANの初期と最新のロックチューンを投下。なお「BORN TO BE FREE」の演奏前にYOSHIKIは「自由になるために生まれたってことを歌った曲だから、Toshlにはけっこう突き刺さるものがあるんじゃない?」とToshlに問いかけ、Toshlが思わず笑いながら寝転がるようなコミカルなやり取りが展開された。そして本編の最後に彼らはキラーチューン「X」を投下。曲中にYOSHIKIがHIDEの煽りフレーズ「飛べ飛べ飛べ飛べ! 屋根をぶち破っちまえ!」を叫ぶシーンや、ステージに立つ5人に加えてHIDEとTAIJI(B)も紹介する場面があり、横浜アリーナは感動と興奮に包まれた。

鳴り止まない歓声の中、「We are X」のコールや、ウェーブが起こるなどファンが一体となってバンドにアンコールを求める。そしてスクリーンに表示されていたX JAPANのロゴが消えると、そこには来年公開予定となっているX JAPANのドキュメンタリー映画のトレイラー映像が上映された。その後、X JAPANがX時代のオープニングで主に使用していたナンバー「PROLOGUE(~WORLD ANTHEM)」が再生され、熱気が高まっていく場内。次々にメンバーが再びステージに登場し、彼らはX時代の高速チューン「Silent Jealousy」をプレイし始めると、腕を振って声援を送るファンの動きによって場内が大きく揺れた。Toshlは「初日に続けて2日目も飛ばし過ぎだよね。PATAがさっき『テンポ速すぎるじゃねえか』って言ってたよ」とYOSHIKIに報告。するとYOSHIKIは「この曲とか『紅』とか「X」とかもう20年以上前の曲だけどさ、まさか20年後にやると思ってなかったから……超キツいね(笑)」と笑顔で語った。そしてToshlが「3日目くらいまでは大丈夫なんじゃない?」と4日間連続でのライブについて冗談めいた発言をすると、ファンから「がんばれー」という声が。さらにYOSHIKIが「今日も無事にここまでできて……」と話し始めると、Toshlは「いや、30分遅れで始まったよ」とツッコむ。しかしYOSHIKIは「でも10年くらいいろいろ遅れてるじゃん、X JAPANって。だから30分くらいは待ってくれるよ、Xファンは優しいから」と微笑む。さらにバンドが現在活動を続けていられるのは解散後もファンが応援し続けてくれたからだということを伝え、バンドを支え続けてくれたファンへ改めて感謝の言葉を述べた。

続けて「ENDLESS RAIN」のイントロをYOSHIKIがピアノで奏で始めると、ファンからは大きな拍手が送られ、サビでは大合唱が会場を包み込んだ。最後にはスリリングかつエモーショナルなアンサンブルが展開される名曲「ART OF LIFE」でライブを締めくくった彼ら。カーテンコールでは笑顔を見せながら花道を歩き、最後はYOSHIKIが「愛してるぜ!」と叫んでから深々とお辞儀をし、約3時間におよぶライブを締めくくった。

なお本日12月3日には横浜アリーナでの3日目公演が行われる。日々変わるセットリストにどの曲が用意されているのか、ライブに参加するファンは楽しみにしておこう。

X JAPAN JAPAN TOUR
2015年12月2日 横浜アリーナ セットリスト

01. Miracle(※Opening SE)
02. JADE
03. WEEK END
04. I.V.
05. THE LAST SONG
06. HERO
07. DRAIN
08. Longing
09. Forever Love
10. 紅
11. BORN TO BE FREE
12. X
<アンコール>
13. PROLOGUE(~WORLD ANTHEM)(※SE)
14. Silent Jealousy
15. ENDLESS RAIN
16. ART OF LIFE

X JAPAN JAPAN TOUR(※終了分は割愛)

2015年12月3日(木)神奈川県 横浜アリーナ
2015年12月4日(金)神奈川県 横浜アリーナ
2015年12月7日(月)大阪府 大阪城ホール
2015年12月9日(水)福岡県 マリンメッセ福岡
2015年12月11日(金)広島県 広島グリーンアリーナ
2015年12月14日(月)愛知県 日本ガイシホール
2015年12月15日(火)愛知県 日本ガイシホール(※追加公演)

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