「楽しく行きまっせ！」DISH//のTo-i、祝福と笑顔あふれた成人記念日

DISH//のTo-iが20歳の誕生日を迎えた昨日10月15日に、東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて生誕イベント「To-i 20th Birthday Party!! ～はじめての、乾杯▼～」（※▼はハートマーク）を開催した。

To-iの成人を祝うため、会場には彼のイメージカラーである黄色のペンライトを手にした満員のスラッシャー（ファンの総称）が集まった。開演時間を迎えるとDISH//の最新ナンバー「俺たちルーキーズ」が鳴り響く。するとTo-iは真っ白な紋付袴姿で2階の客席から登場。彼のあとに続いたMASAKIとRYUJIとともに紙皿を投げながら客席を練り歩いた。

1階席に降り、舞台に上がったTo-iは客席を見渡し「黄色いなあ。いいね！」と笑顔を浮かべ、彼のソロ曲「ヒップポップコーン」でステージをスタートさせる。この曲を歌い終えるとMASAKIの音頭で「お誕生日おめでとうございます！」とスラッシャーがTo-iを祝福し、To-iは「やばいな、20歳になっちゃったよ！ こんなに集まってくれてうれしいです！」と感謝の言葉を返した。晴れやかな祝福ムードが漂う会場においても、To-iはリラックスした様子でメンバーやスラッシャーとのやりとりを楽しむ。彼はこの日の前日にMASAKIとRYUJIがメイドカフェに行っていたことをスラッシャーに告白し「お前らは俺の誕生日の前日に、いったい何をしてたんだ！」と怒って笑いを巻き起こした。

ここでステージ上に酒樽が運び込まれ、To-iにとっては飲酒解禁となる乾杯が行われることに。鏡開きを行った彼は樽に顔を近付け「うわあ、すげえ匂い！」と顔をしかめる。一方、To-iにお酌をしたRYUJIは「やばい、俺To-iにお酒注いでる！」と目を輝かせた。そして、お酒の注がれた枡を高々と掲げたTo-iは会場の「乾杯！」の声とともに枡に口を付ける。彼はひと口で勢いよくお酒を飲み込むと「うおー！」と絶叫。表情を歪ませたり、目を丸くしたりしながら「大人の人たちはこれを『おいしい』って言って飲むの？ ばっかじゃないの！」と日本酒の第一印象を語った。さらに、MASAKIとRYUJIからはバースデーケーキが贈られる。20本のロウソクの炎を思いっきり吹き消したTo-iはRYUJIに「イチゴが食べたい！」とリクエストすると、RYUJIの指ごとイチゴを口の中へ。「うわあー！」と驚くRYUJIをよそに、To-iは「RYUJIの手ごとうまい！」と満足げな表情を浮かべていた。

続く映像のコーナーではTo-iの生い立ちを振り返るスライドショーとともに、メンバーや盟友からのビデオメッセージがTo-iにプレゼントされた。映像の中で「最初はチャラそうなヤツだなと思ってたけど、To-iは見た目と全然違って、すごく優しいしDISH//のことを一番に思ってくれる」と語ったRYUJIと、「To-iはいつもDISH//の中心にいるムードメーカーです。あなたは俺のことが大好きなんでしょ？ 知ってるよ！」と話してキス顔を披露したMASAKIは、スクリーンを笑顔で見つめながら口々に「恥ずかしいなあ」とつぶやく。この日会場に足を運べなかったTAKUMIは「To-iはダンスもDJもピアノもできて、完璧です！ みんなお前がいないとダメなんだぜ！」とメッセージを届けた。そして、超特急のタクヤとコーイチからのメッセージが映し出されると会場は驚きの歓声に包まれる。タクヤは「初めて出会ったのはEBiDANができるもっと前のダンスレッスンでしたね。すごく大きくなったけど、中身は永遠の子供で！ かわいいTo-iくんのままでいてほしいなと思います！」とコメント。コーイチは「人懐っこい子だな、というのが彼の第一印象。ほかの人は僕のことを『怖そう』と感じてたと思うけど、To-iくんは『このおじさんと仲よくなってやろう』という感じがあふれ出てた。その性格がライブパフォーマンスやMCにも出ていて、うらやましいなって思います。20歳になったけど、僕とタクヤにとってはかわいい、かわいい弟という感じなので、ぜひこれからも僕の家に来たり、遊びに行ったりしましょう！」とTo-iに呼びかけた。それぞれの温かな言葉に、To-iは表情をほころばせながら聴き入り「汗が止まらない。変な汗ずっとかいてる。でもうれしい！」と口にしていた。

映像のコーナーを終えるとTo-iは「俺とスラッシャーだけにしてくれ」とメンバー2人に告げて、1人でステージに立つ。舞台の中央に運ばれてきたキーボードと向き合った彼は「俺のイベントだからね、俺の好きなようにやらせてもらいます！」と、自身のピアノのレパートリーを次々に披露していった。「こうやって弾きながらすげえ緊張してます。ピアノ、コーイチのほうがうまいからな？ 俺はバカみたいに練習してるだけ」と笑いながら「好きになってくれてありがとう」や「暮れゆく空の彼方に」、練習中という「birds」のメロディを少しずつ紡いでいくTo-i。スラッシャーは彼の演奏にじっくりと耳を傾ける。するとTo-iは「この間（超特急の）タカシが生誕イベントで『恵比寿物語』を歌ってくれたらしいんです」と切り出す。彼は「タカシはずっと前からこの曲を好きだって言ってくれてたし、うれしいなって思って。だから俺も超特急の曲をやろうと思います」と続けると、超特急「refrain」の弾き語りをワンコーラス披露した。To-iの優しい歌声と演奏にスラッシャーは惜しみない拍手を送り、彼は「ああもう、1人ってやだね！」と照れ笑いする。続けてプレイされたナンバーは「恵比寿物語」で、To-iの演奏に乗せて会場には大合唱が響き渡った。

MASAKIとRYUJIがTo-iに拍手を送りながらステージに戻ると、イベントはクライマックスへ。ここでTo-iはスラッシャーへ向けて書いた手紙を開いた。彼は「16歳でDISH//に加入して、もう20歳です。16歳の俺を知ってスラッシャーになってくれた人へ。俺、太ったよな（笑）。17歳の僕を知ってスラッシャーになってくれたみんなへ。いきなり金髪になって、どう思いましたか？ 18歳の僕を知ってスラッシャーでいてくれているあなた！『18禁解禁だー』と騒いでごめんなさい。でもずっと、隣で支えてくれていてうれしいです」と、笑いを交えながら感謝を表していく。そして「19歳の僕を知ってスラッシャーになってくれたみんな。武道館に立った俺の姿はどうでしたか？ 夢を叶えてくれて、次の夢を持たせてくれて、ホントにありがとう。そして、20歳になった俺を見てくれているみんな。大好きです。心の底から、本当に大好きです。20歳も、その先も、いい変化をたくさん見せていきたいなと思うので……これからもDISH//に、そしてTo-iについて来てください。よろしくお願いします」と真剣な眼差しで客席へ語りかけた。盛大な成人祝いを締めくくったナンバーはメンバー3人による「GRAND HAPPY」。To-iは「今日は俺だけを。俺のことを『大好きだ！』と叫んでください！ いいですかー！」と呼びかけ、スラッシャーは彼の言葉に応え大きな声で「To-iがTo-iが大好きだ！」と合いの手を入れる。3人はステージを飛び出し、無数の黄色い光が揺れる客席を歌いながら駆け抜けた。最後にTo-iは「楽しく行きまっせ！ 俺は最高に20歳を楽しみたいと思います！」と満面の笑みで未来への抱負を語り、ステージに幕を下ろした。

To-i 終演後コメント

僕の誕生日にこんなにたくさんのスラッシャーが集まってくれて、うれしかったです。「これだけ僕は愛されているのかな？」って感じることができて、今日のライブは僕の中で本当に特別なものになりました。誕生日当日にイベントってなかなかできないし！ 僕らしく気楽に、好きなことをやれたのもよかったなって思います。初めてのお酒の味はもう……アルコール消毒のあの感じが体の中に広がっていくようで衝撃的でした！ 映像を観ているときに「俺、今お酒臭いな」って感じましたね。「これか、『お酒臭い』って感覚は！」って（笑）。20歳の抱負としては、プライベートではバンジージャンプをやりたい。お仕事では20代の新しいTo-iをどんどん見せていきたいなと思っております！

※記事初出時、キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。