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氣志團ドラム白鳥雪之丞がバンドを“無期休学”

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氣志團のドラマー白鳥雪之丞が、3月30日の東京・Zepp Tokyo公演をもってバンドの当面の活動から離れることが発表された。

2012年6月に職業性ジストニアが原因で左手の筋肉不全断裂を発症し、2013年2月よりライブ活動などを控えていた白鳥。当初は“休学”扱いとなっていたがメンバー間での話し合いの末、本人の意向を尊重し、治療に専念するため“無期休学”という形で活動を休止することになった。

なお白鳥は「氣志團がいつか本当の勝負をする時の為に、今現在、力の足りない僕が水面下での準備に入っただけ」と前向きにコメント。綾小路翔は「これから確実に僕らは彼の存在の大きさに、そして彼は僕らの存在の大きさに、気がついて行くのだろう。今僕らが望むことも唯一つ。どれぐらいの時間が掛かってもいいから、帰って来て欲しい」と親友にメッセージを送っている。

なお白鳥の無期休学前最後のライブは「氣志團大パニック!! ~白鳥(雪)、氣志團やめるってよ~」と銘打って実施。チケット代は6449円(ムショク)で、来場者には白鳥のイメージカラーである黄色にちなんだ「幸福の黄色いプレゼント」が贈られる。本日3月12日18:00よりファンクラブ、オフィシャルサイト、イープラスにてチケットの先行予約申し込みを受け付ける。申し込み締め切りは3月19日18:00。

白鳥雪之丞コメント

この度、僕・白鳥雪之丞は一身上の都合で、氣志團の一切の活動から離れる事になりました。
一番の理由は一昨年の左手の筋肉不全断裂からの、その後に発症した職業性ジストニアにより、バンドに対して全く貢献出来なくなったこと。
それでもメンバー達やスタッフの皆さんからのご好意もあり、何とか部分的に活動を続けさせて頂いて参りしたが、正直なところ精神的には限界を感じていました。
思ったほど面の皮が厚くない上に、心臓もかなりの薄毛だったみたいで、そんな自分自身に驚いたりもしています。
これまで異性に対して、散々嘘ばかりついて来た僕だけど、氣志團を愛していることだけは本当に本当の本当で、そんな唯一無二の宝物だからこそ、負んぶに抱っこは嫌なわけで。
だから、お暇を頂戴致しました。
中途半端でなく、甘えを捨て、真の意味での裸一貫。
真の意味で、一から出直して参ります。
突然の事で、本当にごめんなさい。
だけど心配しないで。
こんな事もある。
でもね、これは決して悲しいニュースなんかじゃないんです。
氣志團がいつか本当の勝負をする時の為に、今現在、力の足りない僕が水面下での準備に入っただけ。
本気なんです。
絶対に強くなって帰って来るから。
それだけは今約束するから。
いつかみんなに「この時期が必要だった」と、思ってもらえるような未来にします。
そして当初「脱退させて欲しい」と言ったにも拘らず、「その必要はない」と、僕の帰る場所を作ってくれた氣志團のメンバー達に、心から感謝しています。
それにしても、何が起こるかわからないから、人生はやめられないわよね。
氣志團が織り成すこの奇想天外な青春ストーリー。
どうか是非、最後までお見届け下さい。
また逢う日まで。
逢える時まで。

♂白鳥雪之丞♀

P.S 親愛なるKISSESの皆様へ。この無期休学を記念して、氣志團の暴露本かつ僕の自叙伝「スワンの涙」を上梓致しました。この本の印税が、僕の当座の生活費に当てられるので、あんた達、一家に2冊から3冊、是が非でも買ってね!

綾小路翔コメント

この度、氣志團のドラマー・白鳥雪之丞が「無期休学」という形で、当面の氣志團の活動からは一切離れる事になりました。
これは本人からの強い要望によるものであり、再三話し合った結果、最終的に我々が彼の意向を尊重する事に致しました。
とりあえず、今はまだまったく実感がありません。
雪之丞と僕は中1からの仲。
彼は転校生だった。
共に音楽が好きだったから、時々ライブを観に行ったり、洋服やレコードを東京まで買いに行ったりするようになった。
中2でバンドを組んでから、後はもうずっと一緒にいた。
文字通り親友だったし、自分の活動において、一番頼りになるパートナーであり、ライバルでもあった。
氣志團を結成したのも事実上、僕と彼。
運営も戦略もブッキングも、いつだって二人でやって来た。
しかし、デビューしてからその関係性が変わってきたのも事実。
いつからか、バンドに対しての発言が減り始め、雪之丞がイニシアチブを取ることは徐々になくなっていった。
それでも氣志團にとって、彼のキャラクター、存在感は絶対に必要不可欠なものになっていった。
喧嘩をした事もある。
だけどそれは全て、我々がこの先もずっと一緒にいる為に必要なものだった。
なぜなら氣志團は、この六人でこそ氣志團だから。
たった一つのカケラも失ってはならないバンドだから。
だけど、そんな彼がいなくなる。
人生で初めて出来た親友がいなくなる。
この25年間、恋人よりも家族よりも長い時間を共有してきた仲間がいなくなる。
正直、ちょっとまだ想像がつかない。
悲しみも殆どない。
今のところ。
ただ、我々のそれぞれのイメージカラーであるこの六色からたった一色。白鳥雪之丞を象徴するクレイジーカラー「黄色」がなくなるだけで、随分と彩色が寂しくなる事だけは間違いない。
でも、どうにもならなかった。
彼と過ごしてきたこの25年の中で、ここまで強く、何より本気で自分の意見を主張する彼の姿を見たのは初めてだったから。
僕に出来た事は、唯一つ。
氣志團に彼の籍を残したこと。
本当にまだ何の実感もない。
ただ、これから確実に僕らは彼の存在の大きさに、そして彼は僕らの存在の大きさに、気がついて行くのだろう。
今僕らが望むことも唯一つ。
どれぐらいの時間が掛かってもいいから、帰って来て欲しい。
We are 氣志團。
まだまだ旅の途中のロックバンド。想定もしていなかったストーリーに進み出し、戸惑ってはいるけれど、それでも必ずいつかハッピーエンドに辿り着いてみせる。
さよならは言わない。
また逢おうぜ、雪之丞。

追伸:ワゴンの君の専用席は、そのままにしておくよ。

綾小路翔

オフィス男闘呼塾エンターテインメントPresents 白鳥雪之丞 無期限休学記念GIG「氣志團大パニック!! ~白鳥(雪)、氣志團やめるってよ~」

2014年3月30日(日)東京都 Zepp Tokyo

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