“何も起こらない物語”は日本の強み、韓国での「孤独のグルメ」ブームから見る日本ドラマの魅力を西森路代が語る
ドラマについて取り上げる連載「ナタリードラマ倶楽部」。Vol. 17となる今回は、今年3月に発売された書籍「あらがうドラマ 『わたし』とつながる物語」の著者であるフリーライター・西森路代のインタビューをお届けする。さまざまなドラマを分析・批評する中で、“何も起こらない物語”は日本の強みだと語った西森。主人公が何かを成し遂げるわけではなく、ただこれからの生き方を考えたり、結婚などに縛られずに今を生きていたり──そんな淡々とした日常を描く物語の元祖は小津安二郎作品だという指摘も。韓国エンタメにも造詣の深い西森の視点で、日本以外でもスタンダードになりつつある“何も起こらない物語”の魅力を紐解いていく。