映画「
映画祭の会場に向かう前、吉沢と浜崎は富川市内にあるサンドン市場を訪問。店先に並ぶキムチやヤンニョムチキンといった韓国の食べ物に興味津々で、つかの間の散策を楽しんだ。登壇前、吉沢は「このコメディの感じを韓国の皆さんがどう受け取ってくださるのか、また日本初の“コメディバンパイア映画”なので新鮮に映ってくれるといいなという気持ちで反応が楽しみです」と心境を明かす。上映中は満席の客席からたびたび爆笑が起こり、エンドロール後には大きな拍手で会場が包まれた。
主人公・森蘭丸を演じた吉沢は、役作りに関して「『国宝』で女形を演じたあとだったので体が痩せている状態でした。マンガの蘭丸は体がムキッとしているので、筋トレと食事で体を大きくしました」と振り返る。ビジュアルの再現については「原作の見た目をそのまま僕がやってもフィットしないとよくない。僕が森蘭丸の格好をしてちょうどいい形になるよう、どう落とし込むか意識しました」と語った。また「450歳のバンパイアは心が枯れているというか、バンパイアとして人間を同じ生物と思っていない部分を強調しながらも、(板垣李光人が演じる)李仁に対しては人間臭くなる。そのギャップに面白さが出ればと思いました」とキャラクターとしての奥行きにも言及した。
演出面について、浜崎は「(キャラクターの)感情の落差がある作品なので、役者にはコメディを意識せず真剣に演じてもらいました。とにかく毎シーン真剣に全力でやってもらうことが、第三者から見たときに面白くなると思っていたので、あえて特別な演出はしていません」と説明。最推しキャラクターを問われると「蘭丸です。間違いなく」と断言する。
「もしバンパイアになったらどんな仕事をしながら永遠に生き続けますか?」「日傘を使っていらっしゃいますか?」といったユニークな質問も飛び出し、吉沢は「450年分の年月をかけないとできないことをやりたいので、木を植えて450年経ったらどこまで伸びるのかを知りたいです」「日傘は使いません(笑)」と回答。そして舞台挨拶の最後、吉沢は「僕たちの伝えたいニュアンスを受け取ってくださったような気がして本当にうれしいです。また別の機会でも韓国に来れることを楽しみにしております」と語りかけ、観客の温かい反応に安堵の表情を見せた。
映画ナタリー @eiga_natalie
【映画祭Q&Aレポート】
吉沢亮「また韓国に来たい」、「ババンババンバンバンパイア」海外初上映で喝采に笑顔
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