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本イベントは、フランスの配給会社・Art Houseが主催する日本映画上映フェスティバル「LES SAIZONS HANABI」の先行プレミアイベント。パリで毎年開催されている「LES SAIZONS HANABI」では、最高の日本映画を届けることを目的に、フランス各地の映画館で1週間にわたり7本の日本映画が上映される。2025年は4万人以上の観客動員を記録。今年は現地時間1月28日より開催予定だ。
「恋愛裁判」の主人公は、アイドルグループ・ハッピー☆ファンファーレ(通称:ハピ☆ファン)のセンターである山岡真衣。ある日、彼女は中学時代の同級生・間山敬と再会し恋に落ちるが、アイドルとして背負う“恋愛禁止”のルールを破ったことにより、法廷で厳しく追及される。齊藤が真衣、倉悠貴が敬を演じ、チーフマネージャー・矢吹早耶に唐田えりか、真衣に対して訴えを起こす事務所社長・吉田光一に津田健次郎が扮した。
第78回カンヌ国際映画祭に続いて渡仏した齊藤と深田は、ロケのためにパリを代表する名所へ。パリのシンボルであるエッフェル塔を前に、街を一望し笑顔を見せる2人。さらにはフランスの歴史を象徴する記念建造物・凱旋門の観光も楽しんだ。初めてパリを訪れた齊藤は「昨年のカンヌに続いてパリにまで、夢みたいな場所に来られて幸せでいっぱいです!」と喜びをあらわにする。
そして本作が上映された劇場Max Linder Panoramaは、「パリでもっとも美しい映画館の1つ」と評されており、クラシカルで気品あふれる外観。齊藤は「(パリは)すごくおしゃれで、どこを切り取っても絵になる。上映される劇場は、異世界のような不思議な空間。ここで海外の方に『恋愛裁判』を観ていただけることは自分にとっても新たな挑戦」と述懐した。
500以上の座席数を誇るMax Linder Panoramaでの「恋愛裁判」プレミア上映は、開場の1時間前から長蛇の列ができるなど熱心な観客で埋め尽くされ、満席に。上映中には驚きの声やどよめき、息をのむような静寂が交錯し、観客が物語に深く引き込まれている様子がうかがえた。
Q&Aで本作の制作過程について問われた深田は「実際のアイドルやマネージャー、運営の方々への取材に加え、元アイドルである齊藤さんからも実情を教えていただいたり、アイデアをいただき、脚本を完成させた」と答える。齊藤は「元アイドルの自分が演じる不安もあったが、物語の面白さとリアリティを追求したいという思いでオーディションに参加させていただいた。監督との話し合いを経て、まるでドキュメンタリーのようなリアルな作品になった」と語った。
また、日本国内での反応を聞かれた深田は「アイドルファンの方々から『自身の応援スタイルを見つめ直すきっかけになった』、元アイドルの方々から『強く共感した』『号泣した』といった声が届いている」と明かす。齊藤は「“恋愛禁止”というどこか暗黙の了解として受け入れられているような空気がある中で、不安もありましたが『アイドル側の視点に立って考えるきっかけになった』という温かいコメントをいただき、安心すると同時に大変うれしく思っています」と続ける。
さらに、アイドル業界の厳しい現実について尋ねられた深田は「ファンとアイドルの距離が縮まった一方で、関係性がエスカレートし、実際の暴力事件に発展した例もあります。劇中の事件も、実話にもとづいています」と言及。齊藤は、自身の経験を振り返りながら「ファンとの関係性やSNSでの誹謗中傷など、一歩間違えると非常に難しい問題であることを改めて考えさせられました」と、業界が抱える課題について語った。
イベントでは、齊藤がハッピー☆ファンファーレの楽曲「とおいひかり」を初の生歌唱。イベント後には多くの観客が彼女のもとへ駆け寄り、声を掛けられた齊藤は「まるでアイドルに戻ったような気持ち。それが日本ではなくパリという小さい頃からの憧れの地。こんな経験をさせていただいて思い出になりました。パリでの歌唱は夢にも思っていなかったので、すごくうれしかったです」と充実感をのぞかせた。
「恋愛裁判」は、1月23日より全国で公開される。英題は「Love on Trial」。
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